投資信託は比較的リスクの少ない投資方法と言えますが、選ぶ銘柄を間違えてしまっては意味がありません。
しかも投資信託は長期的に投資して大きなリターンを得るのが目的なので、銘柄選びに失敗してしまうと、長期間保有したとしても思ったようなリターンを得られないだけでなく、それまでの期間を無駄にしてしまいます。
今回は、自身が「こんな銘柄はおすすめしません」っていう銘柄の条件について解説したいと思います。
ただし、あくまで個人の見解なので「こんな銘柄は注意した方いい」っていう感じで読んでもらえればと思います。
「そもそも投資信託って何?」っていう方は『初心者でも分かる!投資信託とは何か簡単に解説』をご覧ください。
こんな投資信託に要注意!おすすめしない銘柄の条件は?
証券会社や銀行で投資信託を購入する際、人気ランキングやおすすめの銘柄で選ぶかも知れませんが、証券会社や銀行が売りたい銘柄が含まれているので、投資家にとって利益になる銘柄なのかどうかは、投資家自身がよく内容を見て判断する必要があります。
以下のような条件に当てはまるもの全てがダメだとは言いませんが、少なくとも自身ならおすすめしない投資信託の銘柄の条件を下記にまとめました。
- 特定のテーマに特化している
- 純資産総額が減っている
- 分配金が減っている
- 新発売されたばかり
- 基準価格が極端に上がっている
特定のテーマに特化している
最近なら5GやAi、ロボット関連といったテーマ型の投資信託が人気がありますが、既に高値になり過ぎていることもあるので注意が必要です。
逆に流行を先取りしすぎて一旦は下がったあと、数年経ってから急激に上昇することもあるので、売買するタイミングは慎重に考えるべきかと。
テーマ型の銘柄は旬のものになるので、値動きはよく注視しておいた方が良い銘柄だと言えます。
また、流行が他の分野に移ったとしても、ファンドそのものが設定した分野に縛られてしまうので、組入れ銘柄をパフォーマンスの高い他の分野に組み入れ銘柄をシフトできないという性質があることは頭に入れておきましょう。
上手くいけば高いリターンが狙えますが、長期投資というよりも1年〜3年スパンで売買のタイミングを判断する必要があるので、投資初心者にはあまりおすすめできません。
どうしても投資してみたいなら少なめに購入しておくのが無難です。
純資産総額が減っている
純資産総額が減っている銘柄は、投資家の売りムードが優勢で資金が流出しているということなので、純資産総額が下降傾向になっている銘柄は注意が必要かと。
純資産総額の推移は必ずチェックしておくのがおすすめです。
分配金が減っている
分配金が出ている銘柄については、分配金が減っていないか確認しておくといいです。分配金が減っているということは運用が上手くいっていない可能性があるので注意が必要です。
ただし、分配金については運用成績に応じて頻繁に調整している銘柄もあるので、少しの間だけ分配金が減ったとしてもスグに戻る場合もあるので、分配金が減ってるからその時点でダメってこともありません。
分配金だけでなく、純資産総額の推移なども合わせて検討するといいです。
新発売されたばかり
新規で設定された投資信託は、過去の実績がないので判断に迷うところがあるかと思います。事実、新発売の銘柄は自身も購入を慎重に考えます。
新発売の銘柄は、投資対象にどんな株式がどれくらいの割合で組み入れられているか、どんな方針で運用されるのか、運用するファンドマネージャーの実績、ファンドの実績など、様々な視点で総合的に判断する必要があるので、初めて投資をする人にはおすすめしにくいです。
新しい銘柄は、投資信託の運用にある程度慣れてきて、投資信託について理解が深まった頃に検討した方が無難かと。
基準価格が極端に上がっている
人気があって運用も上手くいっている投資信託は、基準価格も上がっていることが多いですが、急激に上昇している場合は急激に基準価格が下がることが予想されます。高値づかみになる可能性もあるので要注意です。
もちろん急激に上昇していても、更に大きな上昇を続ける可能性もあるので悩ましいところですが、どうしても購入するなら、一旦値が下がったときに購入するなど、購入タイミングに工夫した方がいいです。
特にテーマ型で基準価格が急上昇している銘柄はいつ下がってもおかしくないので要注意です。
おわりに
以上、自身がおすすめしない投資信託の銘柄の条件について解説しました。
あくまで自身のこれまでの経験や投資について学んできた内容を元にしているので、これが絶対正解とは言いませんが、ひとつの参考として考えてもらえればと思います。
今の日本は先の見通しがつかない暗いムードですが、アメリカや世界各国の経済は上昇を続けていて活気にあふれています。長期投資を考えるなら、海外の市場にも目を向けてみることをおすすめします。
詳しくは『アメリカの株価は上がるしかない!米国経済が強い理由とは?』をご覧ください。
いずれにしても投資はあくまで自己判断・自己責任の世界なので、いろんな投資家さんのお話や書籍も参考にしてくださいね。
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