iPadとMacの両方で作業する事が多い場合は、PDF編集ソフトも両方使えるものを使った方が断然効率的です。
今回は、PDFファイルに手で書き込みできるソフトの中から、iPadとMacで連携しやすいものを紹介します。
パソコンもスマートデバイスもApple製品で統一している方は、ご参考にどうぞ。
iPadとMacで連携しやすいPDF編集ソフトは?
PDFを編集するソフトと言えば、本家AdobeのAcrobatProがスタンダードと言えますが、PDFファイルにデジタルペンを使って手で書き込みたい場合、あまり使いやすいとは言えませんし値段も高いです。
PDFファイルに文字を書き込んで注釈を入れたりマーカーを入れたい場合、他のPDF編集ソフトの方が断然使いやすいですし、動作速度もサクサクです。
普段からiPadやMacを使っているのであれば、PDF編集ソフトはiPadでもMacでも両方使えるものを利用するのがおすすめです。
iPadとMacで連携しやすいPDF編集ソフトは「GoodNotes」と「Wondershare PDFエレメント」の2つです。
どちらも甲乙つけがたいですが、とりあえずPDFに注釈を手書きできればそれでいいなら「GoodNotes」でオッケー。
複数のPDFファイルの結合や分割、PDFに入力フォームを作成したり、保護、WordやExcelへの変換といった様々な機能が欲しいなら「Wondershare PDFエレメント」がおすすめです。
- GoodNotes
- Wondershare PDFエレメント
GoodNotes
GoodNotesは無料で利用できる機能制限付きのフリープランと、全ての機能が使える有料プランがあります。
有料プランといっても買い切りで1,500円(2023年4月時点)なのですごくリーズナブル。
機能の種類はやや乏しいものの、注釈を入れる機能については必要十分ですし、動作速度も早いので、デジタルペンで手書き入力したいならGoodNotesは大活躍してくれるでしょう。
PDFに入力フォームを追加したり、保護する事がないのであれば、GoodNotesは十分使えます。
- 注釈に必要な機能は揃っている
- 操作方が覚えやすい
- 動作速度が早い
- 注釈以外のPDF編集機能はほとんどない
こちらはiPadでPDFを開いて注釈を書き込んだ状態。
メニューはたったこれだけですが、手書き入力するために必要な機能はちゃんと揃っています。
機能は必要最低限に絞られているので、操作方法で悩むこともありませんしスグに覚えられます。
iPadで注釈を入れたPDFをMacに送る方法はいろいろありますが、AirDropが便利です。
ただし、これはMac側にGoodNotesがインストールされていない場合のお話。
Mac側にもGoodNotesをインストールしておけば、iPadとMacの両方にデータを同期させる事ができるので、AirDropでPDFを送る必要すらありません。
iPadで作業して続きをそのままMacで行う事もできますし、その逆もオッケーです。
こちらはMac版のGoodNotesの画面になります。
iPad版とほとんど同じ操作画面ですが、左側に該当するページのサムネイルが表示されています。
上がiPad版のメニューで、下がMac版のメニューです。
少しだけ違いがありますが、iPadでもMacでもそれほど操作に変わりはないので戸惑う事はありません。
Wondershare PDFエレメントは有料のソフトになりますが、機能が豊富でビジネスにも十分対応できます。
しかも、1万円前後で永続ライセンスを買い切りできるので、ランニングコストを気にしなくていいので助かります。
Adobe AcrobatProとほとんど同等の機能を揃えているにもかかわらず、値段が安い上に動作速度もAcrobatより早いので作業がはかどり助かります。
iPad版に関してはGoodNotesとの大きな違いはありませんが、デスクトップ版はPDFに入力フォームを追加できる事、ファイルを保護したり、WordやExcelなどのデータ変換できるという点です。
これらの機能が欲しい場合は、Wondershare PDFエレメントを選んだ方がいいかと思います。
また、Windows版もリリースされているので、何かと汎用性が高いソフトと言えます。
- 注釈の他にもPDFを編集する機能が豊富
- 動作速度がそこそこ早い
- 入力フォームが作成できる(※デスクトップ版のみ)
- ファイルを保護できる(※デスクトップ版のみ)
- WordやExcelに変換できる(※デスクトップ版のみ)
こちらがiPad版のWondershare PDFエレメントで注釈を入れた時の状態。
注釈機能はのツールはシンプルですが、他にも【PDF編集】【記入・署名】【挿入】といったメニューがあり、それぞれにテキストや写真の挿入、ウェブリンクを追加したりできます。
iPadからAirDropでMacにPDFファイルを転送できますが、Mac側にもWondershare PDFエレメントをインストールしておけば、iPadとMacでデータを同期させることができるので、AirDropを使わなくてもオッケーです。
こちらがMac版のWondershare PDFエレメントの操作画面。
iPad版との大きな違いは画面左側に該当するページのサムネイルが表示されてる点です。
上がiPad版のメニューで、下がMac版のメニューになりますが、Mac版の方はツールもメニューも豊富に搭載されているのが分かるかと思います。
【注釈】の他にも【編集】【フォーム】【プロテクト】【ツール】【バッチ処理】といった各種メニューが揃っているので、ビジネスで必要な様々な機能が揃っています。
これらの機能が必要な場合は、Mac版のWondershare PDFエレメントをインストールする必要があります。
おわりに
GoodNotesもWondershare PDFエレメントも、iPadとMacで連携しやすいPDF編集ソフトですが、必要な機能によって選ぶソフトが違ってくるかと思います。
注釈機能さえあればいいなら「GoodNotes」、高度なビジネス文書の作成やファイルの保護もしたいなら「Wondershare PDFエレメント」といった感じでしょうか。
どちらのソフトもデスクトップ版がデジタルペンに対応してるので、iPadと連携するのも面倒くさい場合はペンタブレットで注釈を記入してもオッケーです。
GoodNotesにしてもWondershare PDFエレメントにしても、モバイル版、デスクトップ版の両方があるので何かと融通が利くのでおすすめです。
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