指で操作できるマルチタッチ機能を搭載した液晶ペンタブレットは必要かどうか気になる方も多いかと思います。
そこで、「液タブでマルチタッチ機能は必要なのか」について、自身の意見をまとめておこうと思います。
Contents
液タブにマルチタッチ機能は必要か
指でズームインやズームアウト、スクロールや回転といった操作ができるマルチタッチ機能は、ないよりはあった方がいいというのが自身の意見ですが、マルチタッチ機能が搭載された液タブは値段が高いのが難点です。
液タブのマルチタッチ機能はオン・オフの切り替えもできるので、あった方が便利なのは間違いありませんが、無理してまで値段の高い液タブを買う必要もないかと。
ざっくり言えば、「マルチタッチ機能のためなら数万円プラスしてもいいよ」っていう人や、「どうしてもマルチタッチ機能がないと不便だ!」っていう人は、マルチタッチ機能付きの液タブを購入した方が、後々便利に使い続けられます。
要は高いお金を払ってまでタッチ操作にこだわるかどうかですが、その判断基準は使い手によると思います。
マルチタッチ機能がいらないかどうかの判断基準は?
さて、マルチタッチ機能が必要かそうでないかは、パソコンの用途によってもかなり違ってきます。
なぜなら、いくらマルチタッチ機能を備えた液タブがあったとしても、パソコンで使用するソフトがタッチ機能に対応していなければ全く意味をなさないからです。
つまり、普段よく使うソフトがマルチタッチ機能に対応しているかどうかを事前に確認して判断するのがおすすめです。
実際に自身が所有しているソフトで、マルチタッチ機能の動作を確認したものをまとめておくので参考にしてみてください。
タッチ機能が快適に動作するソフト
ブラウザやイラストを描くためのソフトは、画面のズームイン、ズームアウト、スクロールといったタッチ操作は快適に動作します。また、GoodsNotesもサクサク動作するので、PDFデータをよく利用するならGoodsNotesは便利です。
- GoogleChrome
- Safari
- CLIP STUDIO PAINT
- Illustrator
- Photoshop
- GoodsNotes
タッチ機能の動作がイマイチなソフト
PowerPointやAcrobatはタッチ操作できますが、動作が遅くてかえってストレスになります。
また、動画編集ソフトではPremiere Pro、Premiere Rushともに動作スピードは問題ありませんでしたが、細部の操作はマウスの方が断然やりやすいです。
いずれのソフトもわざわざタッチ操作する必要はないかと思います。
- PowerPoint
- Acrobat
- Premiere Pro
- Premiere Rush
タッチ機能が動作しないソフト
WordやExcelは、指でのタッチ操作は全く機能しないので、画面の拡大縮小、スクロールといった操作はマウスか別のデバイスに頼る必要があります。WordかExcelしか使わない人はマルチタッチ機能は不要と言えます。
- Word
- Excel
ソフト別 マルチタッチ機能の対応一覧
ソフトの分類 | ソフト名 | タッチ操作 |
ブラウザ系 | GoogleChrome | ○ |
Safari | ○ | |
クリエイティブ系 | Illustrator | ○ |
Photoshop | ○ | |
CLIP STUDIO PAINT | ○ | |
Premiere Pro | △ | |
Premiere Rush | △ | |
Office系 | Word | ✕ |
Excel | ✕ | |
PowerPoint | △ | |
PDF系 | Acrobat | △ |
GoodsNotes | ○ |
○ 快適に操作できる。
△ 操作できるが動きが遅いので難あり。
✕ 全く操作できない。又はほとんど操作できない。
指でタッチ操作できる液タブ
指でタッチ操作ができる液タブは、それほど種類は多くないので機種選びに時間はかかりません。
最近の液タブが性能がかなり向上してるので、値段が安いからといって全然使えないなんて事もないかと。
ちなみに、自身は2015年の「ワコム Cintiq 13HD(DTH-1300/K0)」という古い液タブを使っていますが、不自由に感じた事はありませんし、今でも現役で使い続けていますよ。
なので、これから新しい液タブを買うのであれば、基本的には細かいスペックよりも予算でほぼ決まるんじゃないかと思います。
現在販売されている液タブでタッチ操作できる機種の中では、「XP-PENのArtist Pro 16 TP」が最も購入しやすいのでおすすめですが、国産にこだわるならワコム製も選択肢に入るかと思います。
ただしワコムでマルチタッチを備えた液タブは16型のサイズでも20万円以上するので、価格的にしんどいって感じでしょうか。
自身が使っているような古いモデルならワコム製でも10万円以内で入手可能ですが、ワコムの公式ショップでは購入できないようです。
よほどお金に余裕があるか、プロのイラストレーターや漫画家でもない限り、それほど高価な液タブは必要ないかと思います。
XP-PEN
XP-PENは海外製品ですが、日本国内でのシェアも伸びてきているメーカーです。製品ラインナップも豊富ですが、指でタッチ操作できる機種はこの「Artist Pro 16 TP」になります。
ワコム
液タブの老舗と言えばワコムですね。国産メーカーという事もあって、基本機能がしっかりしていますし実績も十分です。指で操作できる機種は、Wacom Cintiq Proシリーズになりますが、24型を購入する際には「Wacom Cintiq Pro 24 ペンモデル」という機種はタッチ操作できないので気をつけてください。
「Wacom Cintiq Pro 24」はタッチ操作できますが「Wacom Cintiq Pro 24 ペンモデル」はタッチ操作できません。
まとめ
主にブラウザ表示させたい場合や、イラストを描いたり写真を加工するといったクリエイティブ作業が主体となる場合は、液タブのマルチタッチ機能が十分に発揮されますが、文書ファイルを取り扱う事が多い人は、マルチタッチ機能はなくてもいいと思います。
ただし、PDF書類についてはGoodsNotesのようなPDFビューワーを別途インストールして使えば快適に動作するので、文書ファイルをPDFに変換して、GoodsNotesでチェックしたり書き込む際には便利だったりします。
液晶ペンタブレットにマルチタッチ機能が必要か不要かは、パソコンでどんなソフトを使ってどんな使い方をするかで違ってくる事が分かっていただけたかと思います。
以上の事を考慮して、マルチタッチ機能の液タブが必要かどうか改めて検討してみてくださいね。
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