液タブにモニターアームを取り付けてみたんですが、コレが思っていた以上に便利だったので紹介したいと思います。
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液タブ用にAmazonでモニターアームを購入
16型くらいのまでの液タブならデスクの空いたスペースに置けばオッケーですが、20型以上の大型の液タブを使う場合、置き場所に困ることもあるかと思います。
自身もWacomの13型から、【XP-PEN Artist 22セカンド】に買い替えたため、液タブの置き場所を検討した結果、モニターアームを購入することにしました。
そこで以下のモニターアームを候補にしました。
エルゴトロン LX
モニターアームの定番といえばエルゴトロン! 評価は高いですが値段も高いです。おそらくモニターアームの最高峰に位置づけられる製品なので、予算に余裕があるならコレにしとけば間違いないかと思います。
Amazonベーシック シングルモニターアーム
AmazonのPB商品で、実はエルゴトロン製のモニターアームです。正規のエルゴトロン製よりも少しだけ安く販売されているので、細部の作りや見た目のカッコよさがどうでもよければコレも有りかと。
Amazon限定ブランド モニターアーム 17~27インチ
その他備品
パソコン本体と液タブのとの距離に応じて、必要であればHDMIの延長ケーブル、USB typeCの延長ケーブルを購入するといいいです。
モニターアームの取り付け
モニターアームの取り付けは、説明書どおりに進めていけば特に難しい事はないので、要点だけ解説したいと思います。
こちらがモニターアームの箱ですが、思っていたよりもモノが小さい事に驚きました。
ちなみに今回購入したAmazon限定ブランドのモニターアームには、HDMIの延長ケーブルが付属されているので、同じ製品を購入される方はHDMIケーブルは買わなくてオッケーかと思います。
モニターアーム本体は結束バンドで止められていますが、結束バンドを切った瞬間にガバッっと一気に開くのでめちゃくちゃ危険です。
説明書にも記載してありますが、必ずアームの両側を押さえつけながら、ゆっくりと慎重にハサミで結束バンドを切ってください。
誰かにアームを押さえてもらいながら切るのがおすすめですが、どうしても一人で作業するなら、写真のようにあぐらをかくような状態で両足で押さえながら結束バンドを切れば事故は防げるかと思います。
とにかく慎重にゆっくりと・・・です。
ただし自己責任でお願いします。
デスクと後ろの壁の間に拳一個分の隙間があれば、上から手探りでモニターアームを取り付けることができます。
下側を目で確認できないのでちょっと苦戦しましたが、ひとまず補強プレートをデスクの上下に挟んで、モニターアームの土台を取り付けました。
一度、土台にモニターアームを取り付けてみましたが、固くて動きが悪かったので、苦肉の策としてKURE 5-56を軽く吹き付けました。
滑りをよくするだけなので、自転車の油でもグリスでもなんでもいいと思います。
これで動きが滑らかになります。
今回取り付ける液タブは、最初からスタンドが取り付けてあるので、4本ネジをドライバーで外していきます。
画面を下に向けた方が作業がしやすいので、梱包用のクッション材の上に液タブを置いて作業するとやりやすいです。
スタンドを外した状態。ここにモニターアームを取り付けます。
写真は液タブの裏側を上から見た状態です。
先程外したネジ穴4本分のうち、上になる2本だけワッシャとネジをある程度まで仮止めします。
液タブを慎重に持ち上げて、仮止めした2本ネジをモニターアームの切り込み部分に引っ掛けます。
その際、残りの2本のネジもスグに手に取れる位置に置いておくと後の作業がスムーズです。
あと、液タブが垂直より少しだけ上向きになるよう角度を調節しておくと、引っ掛けた液タブが安定します。
液タブの上2本のネジで引っ掛けてる間に、残りの下2本のネジを止めます。
最後に4本ともしっかり最後までネジを締めればオッケーです。
アーム首側の上下の動きはココを六角レンチで調整します。
緩すぎると液タブがコテッと下を向くので、液タブが固定できる程度に締めておきます。
アームの上側にも調整する箇所があります。
+側に回せば固くなって−側に回せば緩みます。緩すぎるとモニターが上に浮いてくるので、モニターがちゃんと止まるくらいまで調整します。
好みの動きに調整できたらケーブル類を取り付けて作業完了です。
ちなみにエルゴトロン製は見栄えよくなるよう、ここにキャップが付いてるようですが、コレは安物なのでこのままです。
まあ、見えない部分なので自身は全く問題ありませんが(笑)
ここまでにかかった時間はだいたい30分くらいでしょうか。
これでひとまずモニターアームの取り付けは完了です!
ケーブルは雑な感じのままですが、後からきれいにまとめておこうと思います。
液タブの下側をデスク天板に接地させるとグラグラせずに安定します。
基本的にスタイラスペンで絵を描くときはこのスタイルが一番使いやすい状態です。
もちろん文字を描いても全くグラつきません。
液タブをデスクに接地した状態では、これ以上液タブを寝かせる事はできないので、この角度よりも寝かせたいなら、別のモニターアームを検討するか、液タブメーカー付属のスタンドを使う事を検討しましょう。
個人的にはこの角度が首が痛くならないので、偶然ベストな角度になってくれています。
一応やってみましたが、液タブをデスクに接地させなければ、ここまで寝かせる事ができます。
ただし、宙に浮いてる状態なので、スタイラスペンで書き込む際には多少グラつきます。
スタイラスペンで絵を描く際に筆圧が高い人はグラつきが気になると思いますが、スーッスーッと軽い筆圧で描くなら、グラつきはさほど気になりませんでした。
例えば、PDFファイルなどにスーッと線を引く感じでマーカーをするには問題ありませんが、画数の多い細かい文字を書くとガクガク揺れるといった感じです。
まあ、この状態で使うことはまずないかと思います。
頑張って上から撮影してみました。
少しだけ身を前に乗り出す必要はありますが、スタイラスペンで快適に絵を描くことができます。
このデスクの奥行きは75cmですが、快適に書き込みできる奥行きはコレでギリギリかと思います。
アームは伸び切ってる状態なので、75cm以上の奥行きでしたら、手元まで液タブを持ってくる事ができません。
という事で、奥行き75cmまでのデスクなら、このモニターアームでオッケーでしょう。
液タブにモニターアームを取り付けた感想
モニターアームを取り付けるまで、ホントに使えるかどうか不安でしたが、予想以上に作業が快適になってホッとしていると同時に、これからの作品づくりにも意欲が増してきました(笑)
こんな感じで、参考資料をメインモニターに映しながら絵を描けるので実に快適です。
モニターアームのおかげで液タブをスイっと縦に回転できるので、サイトを閲覧する時も便利(笑)
縦位置の作品を描く際にも重宝しますよ(笑)
まとめ
今回、初めてモニターアームを導入してみましたが、全く不満に思うことがなかったので買って正解でした。
エルゴトロン製のモニターアームと比較したわけではないので、このモニターアームがベストなのかは分かりませんが、よほどこだわりがないのなら特別高級なモニターアームを買わなくてもいいんじゃないかと。
まあ、とは言っても一番安いモニターアームを選べばいいかと言えば、そうとも言えないと思うので、そこは予算やこだわりと相談して購入を決めればいいかと思います。
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