初めて株式に投資する時は、「どの企業に投資しようかな・・・」なんて考えるのはすごく楽しいですが、初心者のうちは個別銘柄の株式に投資するのは危険だったりします。
今回は、株式投資において「なぜ初心者が個別銘柄を選ぶのが危険なのか」について、自身の考えを解説したいと思います。
株式投資が初めての方や、株式投資を初めて間もない方は、是非参考にしてみてくださいね。
この記事は投資に関する内容になっています。下記の【ご注意】について同意していただいた方のみ、このまま読み進めてください。
Contents
投資初心者が株の個別銘柄を選ぶのは危険がいっぱい!
投資に興味を持つようになると、「どの企業が成長するのか」「人気のある商品を販売している企業はどこなのか」といった情報が気になるようになりますね。
これはこれで情報を取ろうとするアンテナを持っている状態なのでいいことだと思います。
しかし、テレビ、新聞、雑誌といったメディアで話題になっているからと言って、その企業の株価が上がるわけではないんですよね。
株式投資初心者が個別銘柄を選ぶ場合、以下のような危険が潜んでいるので注意が必要かと。
- 不正確な情報で銘柄を選んでしまう
- 個別銘柄の隠れたリスクを知ることができない
- 経済を全体的な視点で見れない
不正確な情報で銘柄を選んでしまう
株に投資して間もないうちは、あまり信用できない情報を鵜呑みにしてしまう傾向があるかと思います。
様々なメディアで経済ニュースを取得するようになると、経済学者や経済アナリストといった専門家の方々が、株式市場の予想や注目銘柄などの情報を発信しますが、結構当たっていなかったりします(笑)
それはつまり、どんなに優秀な経済の専門家でも未来の株価までは予想できないということですね。
経済の専門家の皆さんも、多分ホントは予想なんてしたくないんでしょうけど、聞かれるから仕方なく株式市場の動きを予想するんだと思います。
よくよく聞くと、「この銘柄は株価が上がる」なんていうことは一言も言ってないので、「上がるか下がるか分からんけど、投資してみたら面白いんじゃないの?」というニュアンスに留めてコメントしていることが分かります。
専門家のコメントはあくまで参考程度にするのが良いかと思います。
また、「この銘柄で資産が5倍になりました」とか「たった2日で10万円も儲かっちゃった」みたいな話を聞く機会もあると思いますが、その後に損して終わってる可能性だってありますし、たまたまラッキーだった場合もあります。
まわりの人達の何の根拠もない話で、個別銘柄を選んでしまわないよう注意が必要です。
個別銘柄の隠れたリスクを知ることができない
個別の銘柄に投資する場合のリスクはどんなものがあるでしょうか? 一番怖いのが倒産のリスクですが、その他にも粉飾決算やその他の不正行為がいつ発生するか分かりません。
業績が悪くなるリスクは公開された決算の数字を見れば「この会社ヤバそうだな」っていうのが分かりますが、企業の不正行為はある日突然発覚するので、めちゃくちゃ怖いリスクです。
ある程度その業界に詳しいなら、多少察知することもできそうですが、個人投資家は事前に察知することはできません。
「どんな経営者がいるのか?」
「どんな社風なのか?」
実際に会って話をしたこともない人たちが働いている企業に投資するので、こういった隠れたリスクが潜んでいることも忘れてはいけませんね。
経済を全体的な視点で見れない
株価が上下する理由には様々な要因がありますが、短期トレードのように「人間の心理」を予測するのはめちゃくちゃ難しいです。
一人の人間ならまだしも、複数の人達の売買の心理を読むことは更にムズいです・・・(笑)
自身はどちらかというと、1日2日の投資家の心理よりも、3ヶ月先や1年先くらいの経済全体の潮流を読む方が容易だと考えています。
「市場のトレンドはどうなっているのか」、「世界の情勢は」、「金利と株価の関係」、「物価と株価の関係」、「機関投資家の資金の動き」などなど・・・。
例えば、株価が全体的に下がっている時は、売られた株の売却益は大量の投資資金となって、また別の投資先に流れる可能性が高まります。
つまり、株式から国債、金、銀といった別の市場で価格の上昇が見込めるので、株式市場全体、あるいは世界経済全体の状況を把握する必要があるかと。
日経平均が全体的に下がっているような状況で日本企業の株を買っても、ほとんどの株価は下落するので、初心者には相当難しい投資と言えます。
どうせなら、全体が上昇している市場で投資した方が勝率も上がるはずですね。
いきなり個別銘柄に投資するよりも、まずは経済全体をある程度理解することから始めるのが得策だと考えます。
経済を勉強しながら投資信託やETFで経験を!
以上の点から、経済のことを知らないまま。初心者が個別銘柄に投資するのはやっぱりリスクが高いです。
結局のところ、株式投資をするにおいて、経済の勉強はしておいた方がいいというのが自身の結論です。
株価が上下する要因は、トレンドだけではないし、企業の業績だけでもありません。政治政策によっても左右されるし、金利、為替、言い出したら切りがないですね。
当然、投資家としては大暴落を回避したいので、経済の歴史についても知っておいて損はないと思います。
そして、本を読んだだけでは理解しにくいので、様々な株や債権、金、銀などに分散投資している「投資信託」や「ETF」で同時に投資してみるのがおすすめ。
これらに投資しながら勉強をすれば、経済の理解度はグッと上がりますよ。
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