イラレを使っているとき「Illustratorはこのファイルを部分的にしか読み取ることができませんでした」という内容のエラー表示された事はないでしょうか？
全てのケースで解決できるかどうかは分かりませんが、原因の一つが分かったのでここに報告しておきます。
同じようなエラーで困っている方は参考にしてみてくださいね。
【エラー】突然Illustratorのファイルが開かなくなった！
「Illustratorはこのファイルを部分的にしか読み取ることができませんでした。」
「可能な限りファイルを復元しましたが、一部のコンテンツが欠落している可能性があります。復元されたファイルを開いて確認してください。」
このエラーに遭遇して、このまま永久にファイルが開かなかったらホントに最悪です（泣）
今までの時間と労力が一瞬にして無に帰してしまうので、とにかく精神的ダメージがデカイですよね。
イラレを趣味で使ってるならまだマシですが、仕事のデータが開かないとなると相当ヤバい事になります。
時と場合によって徹夜で復旧しなくてはなりません。
そこで、自身がこのエラーの問題を解決できたので、その方法と対策をお伝えしますね。
以下、Macでの解説になります。ご了承ください。
エラーの原因と対策
自身がこのエラーが表示されたときに行った対策は、イラレの再起動、MACの再起動、PRAMのクリア、イラレの初期設定ファイルを削除、イラレを再インストール、イラレのアップデートなどなど・・・。
これらのどれかで何とか開く事もありますが、どれをやっても全くダメな場合は「リンクファイルのファイル名に変な記号やスペースが使われていないか」を確認してみてください。
リンクファイルというのは、イラストレーターに配置しているJPGやPNGなどの画像ファイルの事ですが、自身の場合、このリンクファイルのファイルネームにスペースが入っていた事がエラーの原因だという事が分かりました。
配置する画像のファイルネームを修正する事で問題は一発解決！
エラー表示されたイラレのデータはその後問題が再発する事がなくなりましたよ。
スペース以外にも【*】【/】【+】【?】あたりの記号は他のエラーが発生する可能性が高いので、とにかく記号はファイル名に使わない方がいいかと思います。
どうしてもフィル名記号を使いたい場合、半角の【_】【-】だけにしておくのが無難です。
配置したリンクファイルが多すぎる場合
ファイル名に変な記号は入ったファイルの検討がつくなら、そのファイルの名前だけ直せばいいですが、イラレに配置している画像ファイルが大量にある場合、ひとつひとつファイル名をチェックするのは面倒です。
そんな時はファイル名を一気に変更できるFinderの機能を使いましょう。
操作は簡単！
リンクファイルが入ったフォルダ内にあるリンクファイルを全て選んで【右クリック】→【名称変更】
プルダウンメニューで【テキストを置き換える】を選んだら「検索文字列」に探したい記号を入力（例：スペース）
「置換文字列」は何も入力せずに【名称を変更】すればオッケー。
これで複数のファイル名のスペースを一気に削除する事ができます。
他の記号も入ってる可能性があるなら、検索文字列にその記号を入力して同じ作業を事繰り返します。
ファイル名に変な記号がなくなったら改めてイラレデータを開いてみましょう。
それでもダメなら
もしこれでもダメな場合は、完全復旧は諦めます。
「Time Machine」などのバックアップデータから、数時間前、あるいは前日のイラレデータを復旧します。
とにかくエラー表示される前のできるだけ最新の状態をバックアップから拾い出しましょう。
イラレでもう一度同じ作業をしなくてはなりませんが、それでも一から作るよりはマシです。
復旧したイラレデータを開いたら、修正した記号が入っていない画像ファイルを配置してイラレ作業を続けます。
その際、そのまま保存せずに、万が一に備えて画像を配置しながら別名保存を繰り返します。
ファイルが増えてうっとおしく感じますが仕方ありません。安全策をとりましょう。
とにかくこれを最後のイラレ作業完了までどんどん別名保存で途中のファイルをとっておきます。
最後までイラレ作業が完成して、エラー再発もなさそうだったらめでたく復旧完了です。
おわりに
この記事を最後まで読んでいらっしゃるという事は、相当あせっている方だと思います。
明日が仕事の納期で既に深夜になっているかも知れません。
心から応援していますので、なんとか無事にデータを復旧させてくださいね。それでは健闘を祈ります。
読者の皆さんの応援で管理人は頑張れます！ この記事が少しでもお役に立てたならポチッとブログランキングに投票していただくか、SNSで共有してくださいね。
