今更ですが、「海獣の子供」のコミックを読んだので簡単にレビューしてみたいと思います。
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【海獣の子供】漫画を5巻セットで購入!
「海獣の子供」を読みたくなった理由は、米津玄師さんの「海の幽霊」という楽曲PVをYou Tubeで見たとき、アニメの映像に魅了されたこと。
もちろん楽曲も最高に大好きです(笑)
当然、映画を見たくなったのですが、流行にうとい自分は気がついたときには既に上映されていませんでした(泣)
ということで、原作であるコミックを購入して読むことにしました。
一冊づつ購入するのは面倒なので、一気に5巻まとめて購入しました。
3巻あたりから、セリフがほとんどないシーンが多かったので、今思えばまとめて購入して正解だったと思います。
【海獣の子供】を読んだ感想
あまり細かいストーリーを記載してしまうとネタバレになってしまいそうなので、ざっくりと読んだ感想をまとめておきます。
物語のスケールのお大きさに驚き!
最初にYou Tubeで「海の幽霊」のPVを見ていたので、男子2人(空と海)と主役の女子(琉花)の三角関係の恋愛モノだと勝手に想像していましたが、思っていたものとは全く違うストーリーに驚きました(笑)
自分が海好きなので、なんとなく海が題材になってるから軽く興味を持っただけだったんですが、大きく裏切られました!・・・もちろんいい意味で。
物語の背景は海が軸であることは間違いないのですが、地球や宇宙規模としての海という位置づけ。
話の展開が海から宇宙へと進展していき、想像を絶するほど大きなスケールになっていきます。
つまり、「海獣の子供」というストーリーに、ひと夏の恋愛とかの話を期待すると失敗する内容になるかと。
スケールデカすぎて映画はちょっとムリがある?
自身は、映画の方を見ていないので何とも言えないのですが、「この巨大なスケールの物語をたった2時間程度の映画にまとめることができるんだろうか?」ということ。
映画だけ見た人は、「なんじゃこりゃ? 意味が分からん!」ということになっていないかが心配になります。
多分、映画を1度見ただけでは理解できないんじゃないかと思います。
なんとなく「AKIRA(アキラ)」に似ている
例えるなら過去のアニメ映画でいうところの大友克洋さんの「AKIRA(アキラ)」に似ているような気がします。
AKIRAも映画を見ただけだと内容を理解するのが難しいですが、原作を読めば内容をちゃんと把握することができたりします。
「海獣の子供」もそれに似ているところがあって、実はストーリー自体もAKIRAと重なる部分があります。
子供には理解するのは難しいかも知れないですが、ある程度の想像力がある大人であればコミックを読んで内容が理解できないということはないかと。
自身は時々思うのですが、「人間は別の生き物の微生物なんじゃないか?」ということ。
本当は「宇宙」という生き物がいて、その中に地球があって・・・地球に寄生する微生物が人間なんじゃないか・・・という考え。
実は人間は何かの生物の中に生きる小さな微生物でしかないのかも知れない。
例えば、人間の中に菌やウイルスなど、様々な微生物が生きていて、それらの微生物は人間の中で生きていることを全く知らない。
人間もそんな微生物たちと同じような存在なんじゃないかと思うわけです。
ちょっと話がディープな領域になってきましたが、「海獣の子供」はそんな考えを呼び覚ますような内容でした。
こんなスケールの話を想像する人と想像しない人で、大きく評価が分かれるんじゃないかと思います。
【海獣の子供】映画の評判は?
レンタルにはなりますが、Amazonプライムビデオでも海獣の子供が見れるようになりましたね。
アニメ映画の方も見てみたいなぁと思ってたので、映画の評価を調べてみました。
以下はAmazonのレビューからの抜粋です。
絵は好きですが、子供と見てて難しいと思いました。引用元:https://www.amazon.co.jp/
原作の膨大な情報量を、この時間内でおさめようとすると致し方ないのかな…と思いました。
引用元:https://www.amazon.co.jp/
宇宙と人体・生命の神秘を描く上で表現を曖昧にしている部分が多くあり、消化不良のもやもやが残る。達成感は感じない。
宗教色もあり、見る人を選ぶだろう。ひと夏の思い出的な映画として見ると少し物足りない。引用元:https://www.amazon.co.jp/
やはり映画の場合、内容を理解するのは難しいようですね。
自身が過去に「AKIRA(アキラ)」の映画だけ見たときも同じような感想を持ちましたが、原作を読んでやっと理解できたことを思い出します。
「AKIRA(アキラ)」や「エヴァンゲリオン」を理解できる想像力があれば、「海獣の子供」の内容は十分理解できると思います。
そういう意味では、やはり「原作には一度目を通してみてほしいな」と思ったりしますが、最初にお伝えしたとおり、3巻から5巻まではセリフが少ないシーンが多いので、絵を見てどんどん次のページへ進んでいきます。
どうしても一気読みになっていきますね。
かと言って、内容が薄いわけではなく、自身の場合、3巻あたりから次の展開が気になって気になって・・・どんどんのめり込むように読み進めることができました。
気がついたらあっという間に5巻コンプリートしてしまいました。
自身と同じように、「海獣の子供」が気になった方は、コミックから読んでみてはどうでしょうか。
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