液晶ペンタブレットは基本横向きで使うときに便利な仕様になっているんですが、用紙サイズがタテ型のイラストを描く際には、やや不便に感じていました。
iPadに慣れていたせいか、思わず液タブをタテに置きたくなってたんですが、当然画面表示は横向きのまま。
しかし、液タブをタテ置きで使う方法が分かったので、その手順を解説したいと思います。
自身と同じように「液タブを縦向きにして使いたい!」という方の参考になればと思います。
液タブを縦置きで使う方法
通常は液タブを横向きで使用しますが、縦型の用紙サイズのイラストを表示するとこんな感じで、左右の作業領域がもったいないですよね。
イラストを全体表示にして、液タブ画面の天地サイズに用紙をフィットさせるとイラストが小さく表示されてしまいます。
iPadなら本体の向きを縦にしたら、自動的に縦向きに合ったパレット表示に切り替えられるんですが、残念ながら液タブではそうはいきません。
これをこんな感じに液タブを縦向きにして使用する方法を、自身が使用しているMac版で解説しますよ。
また、以降はWacom製の液タブで解説していますので、他のメーカーは方法が異なる場合があります。予めご了承ください
XP-PENの液タブについては『XP-PENの液晶ペンタブレットをタテ置きで表示する方法』で解説しているので、そちらをご覧ください。
液タブの画面を縦に表示する手順
まずはじめにMacの【システム環境設定】を選びます。
次に【ディスプレイ】を選択。
メインモニターに設定ウィンドウが表示されるので、【配置】を選ぶとメインモニターとサブモニターの位置関係が表示されます。
この場合、下の青い長方形が液タブの画面の位置になるので、もしメインモニターの横に液タブを置いているなら液タブの枠を右や左に移動しておくといいでしょう。
先程のウィンドウとは別に、液タブの画面にも同じような設定ウィンドウが表示されてると思います。
こちらの設定ウィンドウが液タブの設定になるので、【ディスプレイ】→【回転】から【90°】を選びます。
これで液タブの画面が縦向きに切り替わります。
メインモニターの設定画面を見ると、液タブの部分が縦向きになっているのが確認できるかと思います。
液タブをタテ表示するとパレットが邪魔! 対処方法は?
実際に縦向きになった「CLIP STUDIO PAINT PRO」の画面レイアウトですが、これではパレットが邪魔になって作業がしにくいですよね。
キーボードの【TABキー】を押せばパレットの表示/非表示が切り替えられるので、作業がしやすくなります。
ただし、いちいちキーボードに手を持っていくことすら面倒なので、液タブのボタンに【TABキー】の機能をカスタムで割り当てます。
こうすることで、キーボードよりは素早くパレットを表示/非表示させることができるようになります。
パレットが必要になるのは、先の太さや色を変更したいときだけなので、描く作業に集中するときはパレットは非表示でよいかと思います。
おわりに
液タブを使っていて、ずっと「タテで表示させたいなぁ」と思ってたんですが、これでやっと問題が解決できました。
もちろんiPadのようにくり返し何度もタテヨコの向きを変えられるものではありませんが、描くイラストの用紙が縦位置ならタテで使えますし、横位置ならヨコで使えます。
イラストの描き始めだけの設定で、慣れればスグできるようなるので、是非やってみてくださいね。
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