「CLIP STUDIO PAINT」と「Photoshop」が操作方法が似ていることと、すごく連携しやすいということに気づいたので、それぞれのソフトの似ているところを紹介したいと思います。
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CLIP STUDIO PAINTとPhotoshopは連携が得意!
イラストを描くときは「CLIP STUDIO PAINT」、画像を加工するときは「Adobe Photoshop」と使い分けていますが、これら2つのソフトを使って感じたことをお伝えしようと思います。
「CLIP STUDIO PAINT」も「Photoshop」も、それぞれの分野での定番アプリケーション。
その気になれば、クリスタでフォトショのような画像加工だってできますし、フォトショでも、ブラシを揃えればクリスタのようにイラストを描くことができます。
しかし、やっぱりイラスト描くなら「CLIP STUDIO PAINT」が便利ですし、画像を加工するのは「Photoshop」が便利。
自身も最初は「2つのソフトの使い方を覚えるのが面倒くさいなぁ」なんて思っていたんですが、実はクリスタもフォトショも操作方法がよく似ている部分があって、意外とスムーズに両方覚えることができるんです。
つまり、「Photoshop」の使い方を知っていれば「CLIP STUDIO PAINT」も抵抗なく使うことができるようになるということ。
反対にCLIP STUDIO PAINT」の使い方を知っていれば「Photoshop」も楽に覚えることができると言えます。
追記:CLIP STUDIO PAINTは2020年10月のバージョンアップでIllustratorとの連携も強化されました。詳しくは『CLIP STUDIO PAINTがIllustratorとベクターデータの連携が可能に!』をご覧ください。
CLIP STUDIO PAINTとPhotoshopの似ているところ
「CLIP STUDIO PAINT (Ver 1.9.11)」と「Photoshop 2020」のメニュー画面を比較して、操作がよく似ている部分をまとめてみました。(※以下いずれもMac版での説明となります。)
クリスタとフォトショのメニューを比較すると、大きな違いとしてはアニメーションや3Dの機能といったところで、大まかにはほとんど同じです。
色調整の操作が似ている
CLIP STUDIO PAINTは【編集】、Photoshopは【イメージ】のメニューの違いはありますが、2つを見比べてみると色調整の操作方法がそっくりなのが分かります。
しかも【色相・彩度】と【階調の反転】といった一部の操作に限ってはショートカットキーも同じです。
色調整については、後から何度でも調整できるよう、色調整用のレイヤーを使うことがありますが、この方法についても「CLIP STUDIO PAINT」でできる色調整は「Photoshop」でも可能。
どちらも【レイヤー】から新規の調整レイヤーと作成することができます。
選択範囲の操作が似ている
「CLIP STUDIO PAINT」でも「Photoshop」でも【選択範囲】を操作することがよくあります。
どちらのソフトも選択範囲を上手く操作できるかどうかが使いこなす重要なポイントですが、多少の違いはあるものの、選択範囲の基本的な操作方法がよく似ています。
また、【すべてを選択】【選択を解除】【選択範囲を反転】といった、よく使う操作のショートカットキーが共通なので、両方とも違和感なく使い分けることができます。
選択範囲の拡張や縮小、クイックマスクなどもメニューの位置が少し違ってたりしますが、両方とも同じことができます。
両方ともメニューの名前が同じなので、操作メニューの名前とできる操作が一致しやすいです。
フィルターの操作が似ている
【フィルター】メニューもよく似ていて、【ぼかし】【シャープ】【変形】【描画】は共通項目になります。
ぼかしの操作が似ている
【フィルター】内の【ぼかし】の操作についても、5種類のぼかし方法が共通になっています。
シャープの操作が似ている
【シャープ】の操作については、3種類の方法が共通となっています。
変形の操作が似ている
【変形】については6種類の変形方法が共通になっています。
レイヤーも連携できる!
「CLIP STUDIO PAINT」と「Photoshop」はレイヤーを保持したまま連携できるという特徴があります。
「CLIP STUDIO PAINT」でPSD形式で保存する際に「互換性のないレイヤーが含まれます」といった内容のアラートが表示されますが、気にせず【はい】を選択。
CLIP STUDIO PAINTで保存したPSD形式のファイルをPhotoshopで開くと、通常のレイヤーだけでなく、レイヤーマスクも見事に保持されているのが分かります。
ただし、確認できた違いとしては、「CLIP STUDIO PAINT」で描いたベクターレイヤーが「Photoshop」では自動的にラスターに変換されるようです。
おわりに
自身はもともと「Photoshop」に慣れていて、後から「CLIP STUDIO PAINT」の操作を覚えたのですが、類似した箇所として、選択範囲の操作や色調整といった地味な基本操作が同じだったことにホントに助かっています。
「CLIP STUDIO PAINT」の開発者さんが「Adobe Photoshop」を意識した操作メニューにしているのかどうかは分かりませんが、コレが非常にグッドだと思います!
そういった意味では、イラスト作成も画像加工も「定番ソフトを使っとけば間違いない!」という一番の理由かも知れませんね。
CLIP STUDIO PAINTは自信を持っておすすめしています。その理由を知りたい方は『PCで絵を描くならCLIP STUDIO PAINT PRO!おすすめする7つの理由』をご覧ください。
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