子供が「サッカーをしたい!サッカーを習いたい!」と言い出したら、「サッカーに夢中になり過ぎて勉強がおろそかになるんじゃないか」と考えてしまいますよね。
「サッカーなんかやってても、将来何の役にも立たない」と思ってしまい、子供にサッカーを習わせるのは気がすすまないというパパさんやママさんもいらっしゃるのでは。
自身は、小学1年からサッカーをやってきた息子の試合や練習を6年間見てきて、サッカーを通して学べることがたくさんあることに気が付きました。しかも子供の将来において重要なことばかり。
今回は、子供がサッカーで学べることを5つまとめてみたので、気になる方は参考にしてみてくださいね。
Contents
サッカーは人生の無駄?
「頑張ってサッカーをやっていても、将来いい仕事に就けるわけでもないし、プロのサッカー選手なんて無理。」
「仮にプロのサッカー選手になったところで、ホントに食べていける選手なんて一握りだけ。30代で引退したらその後どうすんの?」
「ただのサッカー好きな大人になるだけやん。」って思ってしまいますよね。
しかし、サッカーをやっていてもムダなことなのでしょうか? 自身の考えでは、答えは「ノー」です。
サッカーがいいか悪いかの問題なのではなく、真剣に取り組んでいるかどうかが問題で、どんなことでも真剣に全力を出して取り組まなければ、得られるものは何もありません。
テキトーに学校行って、テキトーに塾行って、テキトーに遊んでるよりも、好きなことを全力でやってる方が得られるものがたくさんあると思っています。
サッカーに真剣に向き合うことで、全力でやった人間にしか分からない精神的な幹となる部分を身につけることができます。
この精神的な幹は、将来サッカーをやめたとしても他の分野でも生かすことができるので、サッカーは子供の将来においてムダに終わることはありません。
子供がサッカーで学べる5つのこと
子供がサッカーをやって学べることを5項目で下記にまとめました。
- あきらめないこと
- 努力を続けること
- 戦略を立てること
- 人との関わり
- 礼儀とマナー
① あきらめないこと
サッカーをやっていると、あきらめてはいけない場面がいくつもやってきます。
試合では試合終了の笛がなるまで諦めないことは当然ですが、普段の練習の中でも、しんどくて辛いときはたくさんあります。
目標や勝利に向かって「あきらめずに頑張る」というプロセスは、学校に通うだけでは経験することが少ないのが実情。しかし、サッカーをやっていれば、たくさん経験することができます。
サッカーでたくさんの壁を乗り越えることで、あきらめないことの重要性を学ぶことができます。
② 努力を続けること
サッカーは短い期間だけたくさん練習しても、いい結果を残すことができません。
試合でいい結果を出すためには、それまでに毎日練習して小さな努力を積み重ねるしかありません。
何かを継続することは大人になっても難しいことですが、サッカーを通して「努力を継続すれば必ず結果につながる」という経験を積むことができるのは大きなメリットです。
③計画を立てること
やみくもに練習しても結果は出せません。試合でいい結果を出したり、いいプレーをするためには、自分で目標を設定して「どんな練習方法をどんなふうに進めるか」ということを計画する必要があります。
子供に計画を立てさせることで、自分で考え自分で目標を達成する喜びを実感することができます。
④ 人との関わり
サッカーはチームプレーなので、一人好き勝手にはできません。
チームメイトだけではなく、監督やコーチ、保護者など、親以外の多くの大人と関わることができるので、自然とコミュニケーションすることができます。
同じ年の友達だけでなく、いろんな年齢の人との関わり方を学ぶことができるというのもサッカーのメリット。
年齢を重ねるほど人とのコミュニケーションの重要性は増してくるので、子供のうちからサッカーを通してコミュニケーション能力を身に着けておくといいでしょう。
⑤ 礼儀とマナー
学校や家族の間でも礼儀やマナーについて学ぶことはできますが、知識として理解することはできても、より理解を深めて実践する機会が少ないのが実情。
サッカーやっていると、いろんな人に挨拶する場面がたくさんあります。
監督やコーチ、保護者への挨拶だけでなく、チームメイトへの挨拶、試合相手との握手や挨拶など、礼儀やマナーについて、実践しながら学ぶことができます。
礼儀やマナーは当たり前のことですが、この当たり前のことができない大人もたくさんいます。
大人になってから修正するのは大変ですが、サッカーを通して子供のうちから礼儀やマナーを身に着けておくといいですね。
全力でやらなければ何も学べない!
サッカーをやっていて学べることは、たくさんありますが、多くを学ぶためには常に全力で取り組むことが条件になります。
冒頭でも説明しましたが、どんなことでも全力で取り組まなければ意味がありません。中途半端にやっても中途半端なことしか学べません。
手を抜いて練習して、手を抜いて試合に出た場合、勝っても負けても無関心なまま終わってしまいますが、全力で練習して全力で試合に望めば、全く違う感情が生まれます。
勝てば「次も勝つぞ!もっと練習しよう!」となりますし、逆に負けたとしても「悔しい! 次は負けないぞ!」という気持ちになります。
全力でやればやるほど次へのやる気につながるので、試合に勝っても負けても、学べることがたくさんあるのです。
サッカーは全力でやることが条件!
息子がサッカーを始めた頃は、土日のチームの練習に参加するくらいで平日に自主練はほとんどしていませんでした。
それなりに運動神経がよかったせいか、そこそこいいプレーもしていたように思います。
ある日「プロのサッカー選手になりたい!」と父親である私に言ってきたのですが、普段どおり土日の練習に参加するだけの日々がしばらく続いていました。
このままではプロのサッカー選手なんて絶対無理だと思ったのと、中途半端なまま続けても意味がないと思ったので「自分で練習しないならサッカーなんかやめてしまえ!」とキツく叱ったことをよく覚えています。
それでも全く引こうとしない息子を見て、それなら・・・ということで「全力でサッカーに向き合うこと」を条件にサッカーを続けさせることにしました。
なぜなら、「好きなことすら全力でできない人間は、何をやっても成功しない」と考えているからです。
おわりに
中学生になった息子は今もサッカーを続けていますが、今はサッカーと勉強で忙しい日々を過ごしています。
中学1年の最初の成績は見るも無残な状態でしたが、中学2年になってからはどんどん成績も良くなってきたっことに驚いています。
これは息子がサッカーを通して「あきらめずに努力を続ければ結果につながる」ことを、身を持って知ることができたからだと思っています。
「夢や目標に向かって努力すること」「多くの人との関わり」「礼儀やマナー」など、サッカーを通して学べることは、人間力につながるもので、サッカー以外のどの分野でも生かすことができると確信しています。
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