カメラできれいな星空写真を撮るためには、「どんな場所に行けばたくさん星が見られるのか」を知っておく必要があります。
何はともあれ、まずはキレイな星空に出会うことが先決!
初めて星空を撮影しようと思うけど、「どこに行けば満天の星空に出会えるのか分からない」という方は是非参考にしてみてくださいね。
Contents
きれいな星空を撮影するにはどんな場所がいいの?
星空を撮影するためには、ある程度の星の撮影テクニックも必要ですが、自身の経験上、満点の星に出会うことさえできれば、初心者でも星空は半分以上撮影できたも同然だと感じています。
まずは、どんな場所に行けば満天の星空に出会えることができるのか、簡単に説明したいと思います。
満点の星空を見ることができるのは以下のような場所です。
- 光害の少ない場所
- 標高の高い場所
- 視野が開けている場所
光害の少ない場所
光の害と書いて「光害(こうがい)」という言葉を聞いたことがあるでしょうか?
街の街灯や建物の明かり、車のヘッドライトといった光は星が見えにくくなる原因。
このような光は全て光害となり、星空撮影の条件としてはよくありません。
できるだけ光の少ない場所に移動するのがおすすめです。
標高の高い場所
標高の高い山に行けば、街の光は位置的に下の方で光っていることになるので、光害の影響を受けにくくなります。
更に「空気が澄んでいる」というのも星がキレイに見える理由のひとつ。
標高の高い場所に行けば、満点の星たちに出会える可能性はグッと高まります。
視野が開けている場所
背の高い木々に囲まれたような場所では、せっかく星がたくさん見えていても、広大な空に広がる星空写真を撮影するのは困難になります。
できるだけ星を遮るものが少ない場所を選ぶといいでしょう。
光害の少ない場所が分かるマップ
光害の少ない場所を調べるには、まず最初に光害マップを確認するのがすすめ。
どのあたりの地域に行けば光害が少ないのか一目瞭然なので、最初に光害マップを見れば、候補となる地域を探しやすくなります。
黒い地域のあたりで撮影しやすそうな場所を選ぶようにしましょう。
Google Earthを使った光害マップのチェック方法が知りたい方は『光害マップをGoogleEarthで表示させる方法』も合わせてご覧ください。
初心者でも撮影しやすい場所は
光害の少ない場所に行けば、どこでも星空撮影をすることが可能ですが、中には危険な場所もあります。
宿泊地から少し離れた場所に移動して撮影するといった方法もありますが、夜間に慣れない場所を移動するのは危険。
やはり星空の撮影場所として実績のある場所に行くのがおすすめです。
天文台
天文台に行けば、高い確率で満点の星たちを見ることができます。
夏休みの時期には、天体観測のイベントなども行われていることがあるので、家族で夏休みに天文台に行ってみるのもいいかも知れません。
星空撮影と天体観測ができるので一石二鳥です。
キャンプ場
視界の広いキャンプ場なら星空撮影にうってつけ。
また、キャンプ場の中には星空撮影のメッカとも言われるような場所があり、『星空キャンプの教科書』を見れば、星空撮影に実績のあるキャンプ場が分かります。
ただし、シーズンになれば人気で予約がいっぱいということもあるので、そんなときは星空撮影で人気のキャンプ場からあまり離れていない別のキャンプ場も狙い目です。
天文台のあるペンション
星空撮影はしたいけど、テントを設営してのキャンプはあまり好きじゃないという方は、天文台が付いているペンションという選択肢もあります。
星空撮影だけでなく、巨大な望遠鏡で天体観測もできるので、「星の事を深く知りたい」という方は楽しめるのではないでしょうか。
おわりに
自身も星空撮影に関してはまだまだ初心者ですが、撮影機材などしっかり事前準備をして、星空が撮影できる場所に行けば、初心者でも星空撮影を楽しむことができると思っています。
家族や友人とBBQでキャンプを楽しむのもよいですが、静かな夜は、満点の星空を撮影して、思い出の一枚をゲットしてみてくださいね。