これまで「なぜ積立投資がいいのか」をよく理解してませんでしたが、一括投資よりも長期で積み立てる投資の方がいい理由がやっと分かりました。
「積立投資についてもっと知りたい」という方の参考になればと思ったのでここにまとめておきたいと思います。
この記事は投資に関する内容になっています。下記の【ご注意】について同意していただいた方のみ、このまま読み進めてください。
Contents
一括投資よりも積立投資がいい理由とは
投資を検討する際、ある程度まとまった資金があるなら「たくさん投資した方がリターンも多いはずだから一括で投資しちゃえ〜!」と考えたり、まとまったお金がない状態なら「少額で積立投資したところで大して儲からへんし意味ないやん」って思ってしまいませんか?
自身も「投資はまとまったお金を持ってないと意味がない」と思ってたんですが、実はそんなことはないということが分かったんです。
確かに一括でたくさん投資すれば大きなリターンは狙えるんですが、それだけ大きなリスクをとらなければなりません。
一括投資よりも積立投資の方がリスクを抑えられるのはもちろんですが、実は長期的な投資の場合、一括投資よりも積立投資の方がリターンのパフォーマンスが高いんです。
以下に一括投資よりも積立投資がいい理由をまとめました。
- 手軽に投資を始められる
- 安心して投資を続けられる
- 買い入れ時期をズラしてリスク分散できる
- 値下がりしてもリターンが狙える
手軽に投資を始められる
長期投資は早く始めた方が運用を有利に進められるんですが、まとまったお金で一括投資しようと思うと、収入が増えてからでないと投資をスタートできません。
一括投資はお金持ちしかできない投資戦術ですが、積立投資なら少ない金額でも毎月コツコツを積み立てるという戦術が使えるので、誰でもスグに投資を始めることができます。
積み立てている間もずっと運用しているので、その間にリターンも少しづつ大きくなっていきます。
10年、20年という長期投資では時間をかける方が有利になるんですが、積立投資なら時間を味方につけることができます。少額から手軽に資産運用をスタートできるのは大きなメリットです。
安心して投資を続けられる
一括投資した場合、基準価格が上がれば利益が大きいですが、下がればスグに大きな含み損になってしまうので、ちょっとでも基準価格が下がろうものならドキドキハラハラしてしまいます。
結果、保有するのが怖くなってスグに売ってしまい、後から基準価格がグングン上がっていったというのはよくある話だったりします。
積立投資なら毎月の金額は少額なので、含み損が発生したとしても精神的ダメージは低くてすみます。
つまり、一括投資よりも積立投資の方が安心して長期で保有すやすいと言えます。
買い入れ時期をズラしてリスク分散できる
一括投資は購入金額を極力低く抑える必要があるので購入タイミングが重要。一括投資はヘタすると高い価格で買ってしまって、値上がりするまでかなりの期間を要する場合があります。
積立投資の場合は毎月一定額を購入するので、価格が下がれば安く買うことができます。いわゆる高値づかみを回避することができるので時差を使ったリスク分散ができます。
値下がりしてもリターンが狙える
大きなお金で一括投資すれば大きなリターンを狙えると思いがちですが、購入した口数は変わらないので、基準価格が上がったときしかリターンが得られません。
積立投資の場合、基準価格が下がった月はそれだけ口数を多く買えることになります。
つまり、価格が下がれば下がるほど平均での購入額が低くなるので、価格が反発して高値になったときは、より高いリターンが得られるというわけです。
基準価格は上がったり下がったりを繰り返すので、トータルで同じ投資金額だった場合、積立の方がパフォーマンスが高かったりします。
これは「ドルコスト平均平均法」と言う購入テクニックですが、分かりやすく解説している動画があるので下記にリンクを貼っておきます。
積立投資信託で失敗しないための対策
積立投資は5年、10年、20年といった感じで長い時間をかけるのが基本となる投資方法なので、「こんなに時間をかけたのに損してしまった!」なんてことになったら最悪です。
投資信託の基準価格は上がったり下がったりを繰り返すするわけですが、10年や20年先の最終時点で購入した価格よりも高くなってくれないと意味がありません。
そういう意味では、10年後、20年後には確実に値が上がる銘柄に投資したいところ。
日本株の投資信託は要注意!
「ではどの銘柄に投資するのが確実なのか」ということですが、少なくとも日本株を中心としたファンドは避けた方がいいと思っています。
なぜ日本株を中心としたファンドを避けるかと言うと、少子高齢化で人口が減っていく日本において、長期的に大きな経済成長は見えないからです。短期・中期的な投資先として日本株の銘柄もアリかも知れませんが、長期の積立投資としては考えにくいです。
日本株でも一部の優良な小型・中型株に投資するアクティブファンドや、高いリターンを狙える新興国関連のファンドを選ぶのもアリだとは思いますが、いずれにしても短期・中期で少額投資に留めておくべきかと。
米国か全世界の投資信託は有望!
長期的な投資の場合、1年や2年程度の過去のデータではなく、50年や100年前の歴史レベルのデータを考えた上で、これから先も成長が見込める投資先を考える必要かと。
つまり、長い歴史から考えて、これから先も人口が増え続け、GDPも増え続ける米国関連か全世界関連の投資信託を選ぶのがいいというのが自身の答えです。
おわりに
以上、積立投資について解説しましたが、まだまだ分かりにくいことや伝えきれないことが山程あります。
積立投資や米国株や全世界株について詳しく解説されている書籍のリンクを貼っておきます。どの書籍も非常に分かりやすいので、興味のある方は一読してみてくださいね。
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