【海水魚の飼育】初心者におすすめの水槽サイズは?

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海水魚を初めて飼育するときに「どんな水槽にしようかな?」って考えると思いますが、特に水槽のサイズは重要なポイントだったりします。

「どんな大きさの水槽がいいか」は飼育する魚の種類や数。家庭環境によって違ってきます。

自身の経験から、「このくらいの大きさの水槽がいいよ」っていう話をしていきたいと思います。

これから初めて海水魚水槽を立ち上げる方の参考になれば嬉しいです。

海水魚の飼育で必要な器具や用品を知りたい方は『【海水魚の飼育に必要なもの】器具から用品までズラッと紹介』をご覧ください。

海水魚を飼育しやすい水槽の大きさは?

海水魚を飼育するときに「大きい水槽が欲しいなぁ」とか「小さくてかわいい水槽にしたいなぁ」といった希望があると思います。

大きい水槽も小さい水槽もメリットとデメリットがあるので、まずはそれぞれの特徴について知っておくと良いかと思います。

大きい水槽のメリットとデメリット

大きい水槽のメリット
  • 水量が多いので水質が変化しにくい
  • 魚がたくさん入れられる
  • 魚の縄張り争いが少ない

 

大きい水槽は全体の水量が多いので、水が汚れる速度が穏やかで、水質が変化しにくいという利点があります。

水質管理が楽になるのは、大きい水槽の最大のメリットと言えます。

また、大きい分だけ、魚1匹の居住スペースが広くなるので、魚をたくさん飼育できますし、魚同士の縄張り争いが発生するリスクも少なくなります。

 

大きい水槽のデメリット
  • 場所をとる
  • 1回の水換えの量が多くなるので大変
  • 初期費用もランニングコストも高い

 

サイズが大きい水槽は、やはり場所をとるのデメリット。

また、全体の水量が多いということは、1回で行う水換えの水量も多くなるので、水換えは工夫しなければ大変な作業になります。

水槽だけでなく、フィルターやクーラー、殺菌灯といった飼育器具も大きいものが必要になるので初期費用も高くつきます。

人工海水の消費量も多くなりますし、飼育器具の電気代といったランニングコストも高くなってしまいます。

小さい水槽のメリットとデメリット

小さい水槽のメリット
  • コンパクトで場所をとらない
  • 1回の水換えの量が少ない
  • 初期費用とランニングコストが安い

 

小さい水槽はコンパクトで場所をとらないのが最大のメリットですが、1回の水換えで交換する水量が少ないので、水換え作業が楽という利点も。

また、フィルターやクーラー、照明、殺菌灯などの飼育器具も小さいもので対応できるので、初期費用も安価。

消費する人工海水や飼育器具の電気代も安くすみます。

 

小さい水槽のデメリット
  • 水量が少ないため水質の変化しやすい
  • 魚がたくさん入れられない
  • 魚同士の縄張り争いが起こりやすい

 

水槽が小さいと、全体の水量は少ないため、海水が汚れる速度が早いと言えます。短期間で水質が変化しやすいので、比較的シビアな水質管理が必要になります。

また、あまり多くの魚を入れると、飼育スペースが少ない分だけ、魚1匹あたりの居住スペースが狭くなるので、縄張り争いが発生しやすくなります。

海水魚の水槽サイズの選び方

水槽のサイズを選ぶ際には、部屋のスペースを最優先に選んでしまいがちですが、それはあくまで人間の都合。

魚のことを考えると、十分な居住スペースを与えてあげたいですね。

また、定期的な水換えのことも考慮しておかないと、大きい水槽にした後の世話が大変になります。

そこでおすすめする水槽の選び方として、水槽サイズを選ぶのではなく「水量で水槽のサイズを選ぶ」ということ。

無理なく水換えができそうな水量で最適な水槽サイズを選ぶことで、水換えの手間が原因で飼育をやめてしまうといった事態を避けることができます。

初心者おすすめの水槽サイズ

海水魚を初めて飼育する方におすすめする水槽サイズは下記の一覧表で【黄色で示している4つの水槽サイズ】です。

水槽名サイズ(cm)水量(L)
45cm規格幅45✕高さ30✕奥行2431
45cmワイド幅45✕高さ30✕奥行3040.5
45cmキューブ幅45✕高さ45✕奥行4591.1
60cm規格幅60✕高さ36✕奥行3065
60cmワイド幅60✕高さ45✕奥行45121.5
60cmキューブ幅60✕高さ60✕奥行60216
75cm
幅75✕高さ45✕奥行45151
90cm規格幅90✕高さ45✕奥行45182

(※一般的によく選ばれる水槽サイズだけ記載しています。)

できるだけ小さい水槽にしたいなら、45cmキューブ水槽がおすすめ。これより小さい水槽は、水量が少なすぎて水質管理が難しくなるので、おすすめしません。

45cmのキューブ水槽なら、91.1リットルの水量を確保できるので、水質も管理しやすくなります。

水槽は大きければ大きいほど水質管理がしやすいですし、魚にとってもよい環境が作りやすいですが、あまり大きすぎるのも考えもの。

水量が200Lを超えると水換え作業が大変になるので、大きくても200Lまでの水量の水槽にしておくとよいかと。

最初からもっと大きいサイズの水槽で始める覚悟のある人は、120cm以上の水槽から初めても問題ないかと思います。

オーバーフロー水槽で水量をプラス
小さい水槽でも、たくさん魚を飼育したい場合や、水質を安定させるたい場合は、オーバーフロー水槽にすればキャビネット内に濾過槽が付くので水量を増やすことができます。

おわりに

自身の場合、全体の水量が約160Lなので、4分の1の40Lを定期的に海水を交換していますが、RO水を貯める時間だけで1時間半くらいの時間が必要です。

水換え作業にかかる時間もそこそこかかるので、「これ以上多い量の水換えは大変だろうなぁ」なんて思います。

そういった意味でも、海水魚を飼育するための水槽は「小さすぎず大きすぎずが一番!」

120cm水槽で飼育しているアクアリストさんはホントにスゴイと思います。

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