バンコンキャンピングカーを購入するとき、トイレ付きにするかどうかを考える人が多いと思います。
そこで、バンコンにトイレを付けた場合と、付けない場合のメリットやデメリットを、バンコンを使用するシーンで分けて考えてみました。
Contents
バンコンキャンピングカーにトイレは必要?
自身はハイエースでバンコンを購入しましたが、購入する際にはトイレを付けるかどうかで結構悩みました。
結果から言うと、我が家のバンコンにはトイレは付けていません。
トイレを付けるか付けないかは、購入したバンコンをどんなシーンで利用することが多いかで決定するとよいかと思います。
「せっかくだからアレもコレも付けたい」と思ってしまうものですが、ここは少し冷静になってホントに必要なものかどうか、よく検討してみるのが得策です。
バンコンのトイレはどんなもの? 使い方は?
そもそもバンコンで使用するトイレってどんなものかというと、だいたい以下の写真のようなもの。
トイレ付きバンコンと言っても、基本的には市販されているポータブルトイレを置いてあるだけですね。
バンコンで利用するポータブルトイレは、ネット通販で2万円前後で購入できるので、とりあえずトイレなしにしておいて、どうしても必要だと感じたら後付けで買うというのもアリかも知れません。
では、最初からトイレが付いているバンコンは何が違うかというと、トイレ用のスペースを確保するための敷居があるということ。
カーテンのような敷居を作れば、これも後から何とかなりそうな気もしますね。
基本的なポータブルトイレの使い方は、こちらの動画が参考になります↓↓↓
ポータブルトイレの排泄物の処理問題
キャンピングカーでトイレはできても、使った後の排泄物の処理のことも考えないといけません。
専用の汚物分解剤を投入してから汚水を排出するので、見た目の匂いも気にせずに処理できますが、問題なのは「どこで汚水を排出するのか」ということ。
外出先では堂々と汚水を排出できる場所がないというのが現状。
公共のトイレで排水するのはマナー違反なので、自宅に持ち帰ってから汚水を排出することになります。
参考:溜まった汚水を公衆トイレに捨てるのはNG!! キャンピングカーの排水事情とは
トイレが必要なシーンは?
では、実際にはどんなシーンでポータブルトイレが必要になるのか考えてみます。
国内を車で旅する場合、トイレが欲しいと思うシーンはだいたい以下のような場合かと思います。
- トイレが汚いキャンプ場や観光地
- トイレがない場所での車中泊
- トイレがない場所での遊び
- 連休中の車旅行
トイレが汚いキャンプ場や観光地
最近では、お客さんの多いメジャーなキャンプ場や観光地では設備が整ってきたので、キレイなトイレが増えてきましたが、それでもたまにビックリするくらいに見た目がアウトなトイレが設置してあるキャンプ場や観光地があります。
山奥に行けば行くほど、昔からあるようなボットン便所がポツンとあったりしますが、こういうときは車にトイレが欲しいって思いますね。
トイレがない場所での車中泊
公共のトイレがないような場所で車中泊がしたければ、車にトイレがあると便利かと思います。
トイレのない絶景ポイントで、一番景色がキレイに見える時間帯が早朝だったりする場合、車内にトイレがあれば、絶景ポイントの直ぐ近くで車中泊ということも可能。
自身の場合、そもそも車内にトイレがないので、そういう場所で車中泊をしようとは思わないのですが、あまり観光地化されていない穴場スポットで車中泊するのであれば、車内にトイレがあると便利ですね。
トイレがない場所での遊び
トイレがない場所に絶好の釣りポイントがあったり、川遊びスポットがあることもしばしば。
車内にトイレがあれば、遊ぶ場所の選択肢が広がりますし、トイレがないスポットなら、連休中でも混雑を避けて遊べるというメリットもありますね。
連休中の車旅行
土日や連休ともなると、どうしても渋滞にひっかかってしまいます。高速道路のサービスエリアに入っても更にトイレで並ぶなんていうことも。
特に連休中の女性用トイレは長蛇の列だったりしますが、こういうときは車内のトイレが役に立ちますね。
連休渋滞の女性のトイレ事情はホントに大変そうです・・・。自身はこの時だけは男でよかったと思います。
トイレが必要な人と要らない人
以上のことから、バンコンキャンピングカーにトイレが必要な人は以下のようなタイプかと思います。
もちろんトイレの汚水処理についてマナーを守れない人は絶対に必要ありません。当たりまえですが、そういう人はポータブルトイレを所有してはいけません。
- 秘境地でキャンプや車中泊をする人
- 土日や連休などカレンダー通りの休みの人
- キャンプ場のトイレが耐えられない人
- トイレが近い人
- 排水マナーが守れる人
山の奥地、海沿いの先端付近など、人気の少ない場所で車中泊をする人や、主に土日や連休を使って出かけることが多い人。
アウトドア施設に設置してあるトイレがどうしても苦手な人は、キャンピングカーにトイレががった方がいいかも知れません。
特に女性は車内にトイレがあるのとないのとでは安心感が断然違ってくるかと思います。
- 設備の整った場所でキャンプや車中泊をする人
- 平日がお休みの人
- どこのトイレも平気な人
- 車内スペースを少しでも広く使いたい人
- 排水マナーが守れない人
比較的設備の整ったキャンプ場にしか行かない人や、平日に車旅行に行ける人なら、移動中も宿泊先でもトイレに困ることはほとんどないかと。
見た目が汚いトイレでもへっちゃらな人や、多少なら我慢できる人は、車内にトイレがなくても特別困ることはないかと思います。
あると何かと便利なポータブルトイレですが、トイレを置いておく分だけ使えるスペースが減ってしまいます。
自身のように「トイレを置くためだけに車内のスペースを取られるのは嫌だ」という人は、キャンプや車中泊するときだけトイレを積むことになるので、トイレの出し入れが面倒になる可能性もあります。
まとめ
今回はキャンピングカーにトイレが必要かどうかについて考えてみましたが、いかがでしたか?
自身の場合、ハイエースをバンコンにする際、災害時もことも考えてポータブルトイレを購入しようと思いましたが、家にもトイレの置き場所がないので、「あったら安心だけどやっぱり必要ないかな〜」ということで、我が家のハイエースにトイレは必要ないという結論に至りました。
そもそもトイレがなくて人もいない場所での車中泊なんて夜が怖いんですよね。
そういう場所に家族を連れては行けないので、利用するのはRVパークかキャンプ場、せいぜい道の駅で仮眠するくらいです。
最近ではどこも施設もトイレは整備されているので、結果的には車内でトイレがなくて困った経験がほとんどありませんし、バンコンの場合、キャブコンよりもスペースは限られているので、「よほどでなければトイレは必要ないかな〜」なんて思っています。
とは言え、あくまで個人的意見なので、バンコンにトイレは必要だと判断された方は、ポータブルトイレを購入するのがよいかと思います。
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