購入時に128GBの保存容量しかないMacBook Proが容量不足になってしまったので、SSDの容量を増やしてアップグレードしました。
MacBookの容量が足りなくなって困っている方は参考にしてくださいね。
Contents
MacBook ProのSSD交換とデータ移行の手順
自身の所有するMacBook Pro (Retina, 13-inch, Mid 2014)の内蔵SSDには多くのアプリケーションの他、進行中のデータも多く入っているので、SSD交換に合わせてデータ移行も同時に進めていきます。
今回のMacBook ProのSSD交換とデータ移行の手順は以下のとおりです。
- 新しいSSDを初期化
- MacOSをクリーンインストール
- OS以外のデータを新しいSSDに移行
- MacBookを開けてSSDを交換
- 起動ディスクを新しいSSDに変更して再起動
- 新しいSSDで正常に起動しているか確認
①新しいSSDを初期化
自身が購入した「Transcend 480GB JetDrive 825」は、SSD本体の他にMacBookの分解に必要な工具が付属されているので、別途工具を購入する必要はありません。
更にThunderboltで接続できる専用のケースが付属されているので、内蔵されていたSSDを専用ケースに入れて外付けSSDとして再利用できるというものです。
SSDは専用ケースに入れたままMacBookのThunderbolt端子に接続してMacを起動します。
【移動】→【ユーティリティー】→【ディスクユーティリティ】で新しいSSDの状態を確認。
初期の状態ではフォーマットが「ExFAT」になっていて、このままではMacで使えないので、Macで使えるフォーマットに変更します。
サイドバーで詳細が隠れている場合は「すべてのデバイスを表示」にしておきます。
外部接続した新しいSSDを選んだ状態で、フォーマットを「APFS」にして、方式を「GUIDパーティションマップ」に変更して初期化します。
今回は、macOS Mojaveでの換装なので「APSF」ですが、macOS High Sierraより前のバージョンのOSで換装する場合は、「Mac OS拡張(ジャーナリング)」を選びます。
②MacOSをクリーンインストール
今回はApple公式サイトからmacOS Mojaveをクリーンインストールしてから、OS以外のデータは「移行アシスタント」を使って移行しました。
OSのクリーンインストールを選んだ理由
移行アシスタントの他にも方法はありましたが、ディスクユーティリティの「復元」では、なぜかエラーで先に進めませんでした。
また、TimeMachineを使ったデータ移行も試みましたが、TimeMachineはAPFSフォーマットに対応していないのでこの方法も断念することに。
※Mac OS拡張(ジャーナリング)の場合はTime Machineの復元も可能かと思われます。
③OS以外のデータを新しいSSDに移行
今のMacはすごく便利になっていて、「移行アシスタント」を使うことで、OS以外のアプリケーション、既存データや各種設定を含め、丸ごと新しいSSDに乗せ換えることができるようになっています。
つまり、移行アシスタントが完了すれば、スグにでも新しい環境で作業を続行することが可能。
【移動】→【ユーティリティ】から【移行アシスタント】を起動します。
移行アシスタントを起動したら「Mac、Time Machineバックアップ、または起動ディスクから」にチェックして先に進みます。
この後は、移行アシスタントの指示どおりに進めるだけですが、途中でApple IDとパスワードを問われるので事前に用意しておきましょう。
移行アシスタントの詳しい手順は「コンテンツを新しい Mac に移行する方法」を参照してください。
データ移行が完了したら、新SSDを外部接続の状態のままMacを起動して、アプリケーションなどのデータ移行が問題なく完了できているか確認しておきます。
ここまでできたら、一旦MacBookの電源はOFFにします。
④MacBookを開けてSSDを交換
ここからはいよいよ実際にMacBookを分解して、新しいSSDに入れ替える作業に入ります。
パソコンの中身を分解するのは初めてという方でも、それほど難しい作業ではないのでご安心を。
ただし、静電気だけは絶対に発生しないようにしておいてください。
まずMacを分解する前に、近くにある金属に触って体の静電気を放電しておきましょう。(面倒くさがらないで確実に!)
水道の蛇口、ドアノブなど、電気が流れるものならなんでもオッケーです。また、静電気が発生しやすいセーターなどは着ないほうが無難です。
まずは新しいSSDを専用ドライバーを使ってケースから出します。
ケースから取り外したら、SSDがどんな形をしているか確認しておくといいです。
次にMacBook本体を裏返して、10本のネジを付属の専用ドライバーで外します。
ケースを取り外して先程の新しいSSDと同じような形をしたものを見つけたら、それがSSDです。
専用ドライバーでネジを外したら、SSDの端っこを持って引き抜きます。ガッチリとはめ込まれているのでジワジワと力込めて引っこ抜く感じで。
取り外したときとは逆の手順で新しいSSDをMacBook本体に取り付け、続けてMacBook本体のケースも元通りに取り付けます。
取り外した古いSSDは、新しいSSDが入っていた専用ケースに取り付けます。これで古いSSDは再利用できます。
初期化して外部ストレージとして使ってもいいですが、全ての作業が完了するまでは、OSを起動できるようそのままの状態で収納しておきます。
⑤起動ディスクを新しいSSDに変更して再起動
MacBookの組み立てが完了したら早速電源をONにして起動させてみましょう。
もし真っ暗なまま起動しない場合は、起動ディスクが元のSSDのままになっている可能性があるので、ケースに収納した元のSSDを外部接続してみてください。
もし、起動ディスクが新しいSSDになっていないようなら、起動ディスクを新しいSSDに切り替えて再起動してみましょう。
SSDの名前が「名称未設定」のままでは気持ち悪いので、それぞれ「旧 Macintosh HD」と「Macintosh HD」に名前を変更します。
2のつとも同じ名前にすると、どっちか分からなくなるので、違う名前にしておくといいです。
⑥新しいSSDで正常に起動しているか確認
MacBookに内蔵した新しいSSDで無事に起動できれば、すべての作業は完了!
無事に空き領域が増えたので、これで当分は保存容量で困ることはなさそうです。
最後に
自身がMacBookを購入したきっかけは、ブログの記事執筆のためだったので、当初128GBで十分だったんですが、なんだかんだと画像や動画を扱うようになってしまったので、結果的に保存容量を増やす結果になりました。
大容量のSSDは高価なので、最初に増やしておくのは勇気がいりますが、初期投資するかしないかだけの問題かも知れません。
もっとSSDが安くなって欲しいですね。