モノポリーといえば、誰が一番資産をたさくん持つことができるかを競って遊べるボードゲーム。
子供から大人まで楽しめるのでおすすめのゲームですが、ちょっと視点を変えて遊べば「お金の増やし方」を教えてくれるすごいゲームなんです。
資産の増やし方を遊びながら楽しく学べるモノポリーで、家族や友人と遊んでみてはどうでしょうか?
今回はそんなモノポリーの魅力をちょっと解説したいと思います。
Contents
モノポリーは人生に似ている
私がはじめてモノポリーで遊んだのは高校生ぐらいのときですが、友人とテーブルを囲んで夜から明け方まで遊んだ記憶があります。その頃は何も考えず、ただただ遊びに夢中でした。
世帯を持って子供と遊ぼうと思ったときに、子供にはテレビゲームはやらせたくなかったので、ボードゲームやカードゲームで何かいいものがないか考えていたところ、「モノポリー」のことを思い出して、久しぶりに子供と一緒にモノポリーで遊ぶことにしました。
小学6年と小学1年の息子たちと一緒にモノポリーをやっていて気がついたことがありました。
それは、「モノポリーは人生に似ている」ということ。人が生きていく姿がモノポリーの中で繰り広げられているんです。
モノポリーの中では以下のような5つの生き方でゲームを進めていきます。
- お金を貯めようとする生き方
- 嬉しいイベントを期待する生き方
- 権利を買って資産を増やす生き方
- 土地を買って資産を増やす生き方
- 交渉してお金を増やそうとする生き方
お金を貯めようとする生き方
ひたすら「GO」を目指して200ドルを受け取りながらお金を貯めて増やそうとします。
最初に所持しているお金をできるだけ失わないようにするだけなので、サイコロを振り続けるだけで1位で終わることはありません。
最初の所持金と毎回もらえる200ドルでやりくりしていくので、サラリーマンに似ている生き方です。
嬉しいイベントを期待する生き方
途中で50ドルや100ドルを受け取れるイベントに期待して運だけで切り抜けようとします。
所持金が増えるチャンスが少ないので、ほぼ勝って終われることはありません。
ほとんどサイコロの運まかせなので、ギャンブラーのような生き方です。
土地や権利を買って資産を増やす生き方
土地や家を購入したり水道や鉄道会社を購入して、後から他のプレイヤーから収入を得ていきます。
所持金から大金を使って土地や権利を購入するので、最初はお金の減りが早いですが後から一気に巻き返すことができます。
モノポリーで勝ちやすい資産家に似た生き方です。
交渉してお金を増やそうとする生き方
モノポリーでは、欲しい土地や権利があってもいいタイミング手に入るとは限りません。
運が味方になっていないときは他のプレイヤーとの交渉によって状況を打開していきます。
他のプレイヤーが欲しいものと自分が欲しいものを見極めて、自分が有利になるよう交渉をしていくので、経営者に似ている生き方です。
モノポリーをおすすめする理由
- お金の増やし方や使い方が学べる
- 考える力がつく
- 交渉力が身につく
- 家族や友人と盛り上がれる
- 大人も子供も楽しめる
お金の増やし方や使い方が学べる
モノポリーでやっていることは資産家がやっている事と同じで、土地や権利を買って不労所得を得ています。現実にお金を得るために、どんな行動をすればいいのかをゲームの中で学ぶことができます。
考える力がつく
モノポリーは運だけで遊ぶスゴロクとは全く別物です。
自分を含め他のプレイヤーの持っている資産や所持金の状況を見て、「どのタイミングで何を売って何を買うか」を考えます。
頭の中で勝つための作戦を練りながらゲームを進めていくので、考える力もつくでしょう。
交渉力が身につく
ゲーム中に考えた作戦を次に実行していかなければ勝利はありません。
状況によっては他のプレイヤーと交渉して、資産とお金を交換することも必要ですが、自分が有利になりつつ相手も納得できる条件を提示して、相手を上手く誘導することが必要。
不利な状況を一気に打開することもできるので、交渉はモノポリーの醍醐味と言えます。
家族や友人と盛り上がれる
家族や友人で遊ぶと最高に盛り上がることができます。ゲーム終了までちょっと時間がかかりますが、土日や連休を使って人数が集まったらかなり楽しめます。
2人でもそこそこ楽しいですが、交渉相手が多い方が楽しめるゲームです。人が集まりやすくて時間もとりやすい年末やお正月は特におすすめです。
大人も子供も楽しめる
うちの子供は小学1年ですが、なんとなく理解して遊べるようになりました。小学校中学年以上なら問題なく遊べます。
資産を増やす方法を学びながら楽しめるのが一番のメリットだと思いますが、子供と一緒に純粋に楽しんでもオッケー。70過ぎの実家の母も参戦できたので、老若男女・年齢を問わず楽しめます。
人生をモノポリーと同じように行動すれば資産が増やせるかも?
モノポリーは「金持ち父さん」で有名なロバート・キヨサキの著書の中でも、最初は緑の家を立てて、ホテルにして資産を増やすことが語られています。
資産の増やし方を学ぶための第一歩としては、お遊びながら学べる最高のボードゲームと言えるでしょう。
これからの日本は、ただ真面目に会社で働くことが幸せにつながるとは限りません。
いつ会社が倒産しても、いつ働けない体になったとしても、収入を得られるように早めに準備しておきたいですよね。
お金よりも「お金を増やす脳」を持つことの方がよっぽど大事な事です。
リアルに人生と照らし合わして遊んでみよう!
ここでモノポリーでの生き方を、そのままリアルに自分の人生に置き換えてみます。
お金を増やすために何をすればいいのか?
「働けど働けど」とはよく言ったものですが、「こんなに真面目に働いてるのになんでいつもお金に余裕がないの?」なんていうフシがあるようなら、改めて現実の人生と照らし合わせながらモノポリーで遊んでみてください。
ひょっとしたら私のように何かの気付きがあるかも知れませんよ。