自分の子供がサッカーや野球などのスポーツで活躍する姿は是非写真におさめておきたいですよね。
スポーツ撮影をしていて、「カメラを動かしながらシャッターを半押しするのが難しいなぁ」なんて思ったことはあるかと思います。
そこで、スポーツ撮影で便利な「親指フォーカス」の設定について説明したいと思います。
スポーツ撮影では親指フォーカスがおすすめ
スポーツ撮影では、動き回る被写体をファインダー内に収まるよう追いかけながら撮影するテクニックが必要になります。
被写体を追いかけてカメラでを動かしながらシャッターボタンを半押ししようとしても、人差し指に力が入ってしまい、思わぬ場面でシャッターを押してしまいます。
シャッターを押したくない場面で次々とシャッターを押してしまい、ピンぼけ写真を大量生産してしまいます。
これを防ぐのが「親指フォーカス」というわけです。
シャッターとピント合わせのボタンを別々に設定することで、カメラを動かしている状況でも、不意にシャッターを押してしまうことがなくなります。
この「親指フォーカス」を利用すれば、スポーツ撮影は飛躍的に楽になります。
今まで慣れ親しんだ半押しフォーカスから、親指フォーカスに切り替えるのは抵抗があるかもしれませんが、スポーツ撮影をするなら、是非とも親指フォーカスに慣れるようにしたいところです。
親指フォーカスの設定方法
ここからは具体的な設定方法を、自身が所有するPENTAX K-70で説明したいと思います。
同じPENTAXならそれほど操作は変わらないと思いますが、他メーカーの場合でも同じような設定ができるはずなので、似たような設定がないか確認してみてくださいね。
【MENU】からカメラ設定を開いて【ボタンカスタマイズ】を選びます。
ボタンカスタマイズの画面から【AF/AE-L】ボタンを選択。
【AF2(AF作動2)】を選んで決定すれば、親指フォーカスの設定は完了です。
シャッターボタンでオートフォーカスが効かないことと、AF/AE-Lボタンでオートフォーカスが機能することを確認してみてください。
まとめ
約6年にわたって息子のサッカーを撮影してきましたが、親指フォーカスを知ってからというもの、半押しフォーカスに戻したことは一度もありません。
デメリットを感じたことがあるとすれば、見知らぬ人に撮影してもらいたいときにピント合わせの説明をしないといけないということくらい。
親指フォーカスは1日使えば十分慣れることができるので、スポーツ撮影には絶対におすすめです。特に動きの激しいサッカーでは有効度120%!
プロのスポーツカメラマンも使っている親指フォーカスなので、是非チャレンジしてみてくださいね。