「投資はやめとけ」なんて言われることもありますが、自身は投資そのものはやっておいた方がいいと思っています。
ただし、投資は初めての初心者なら「日本の株式投資はやめとけ」と言いたいです。少なくとも1社や2社の日本の株式に投資するのはおすすめしません。
結論から言えば、投資初心者なら日本の個別銘柄の株式投資よりも投資信託での分散投資がおすすめなのですが、日本の株式に投資するのをやめておいた方がいい理由について自身の見解を解説します。
投資信託について知りたい方は『初心者でも分かる!投資信託とは何か簡単に解説』をご覧ください。
この記事は投資に関する内容になっています。下記の【ご注意】について同意していただいた方のみ、このまま読み進めてください。
Contents
「日本の株式投資はやめとけ」その理由は?
自身も過去に投資を始めたときは1社〜3社程度の株式を所有していましたが、最初は順調に株価が推移していたものの、仕事が忙しくなってしばらく放置していた間に大きな含み損になってしまい、一部はロスカット、一部は今でも塩漬け株(損したまま所有したままの株)を所有しています。
今考えてみれば、投資の初心者がいきなり個別銘柄の株式投資なんてしない方がいいに決まっているんですよね。
そんな過去に株式投資で失敗した私でも、3年前から投資を再開して今回は順調に資産が増え続けています。
投資そのものはした方がいいと思いますが、少なくとも「個別銘柄に投資する株式投資はやめとけ!」と声を大にして言いたいです。
投資の初心者が株式投資をやめておいた方がいい理由は以下の通りです。
- リスクを分散しにくい
- チャート分析で未来は予想できない
- 株価の値動きが不安で長期投資できない
- 株価が上がる企業が分からない
- 日本の株は不安でいっぱい
リスクを分散しにくい
株式投資の場合、つい個別の銘柄に投資をしてしまいますが、1社の株だけ所有すると、株価が下落したときのダメージが大きくなります。
かと言って2社や3社程度所有したところで、同じ分野の企業なら同じような値動きをする可能性も大きいですし、日経平均と同じような値動きになったりすることも。
できるだけ全く違う性質の株式を所有した方がリスク分散になりますが、そもそも自分が得意ではない分野の企業を調べるのは圧倒的な時間と労力を必要とするので現実的とは言えません。
自分の知っている範囲だけで様々な分野の投資対象を探すのは限界があるため、素人の判断では株式のリスク分散は難しいと言えます。
チャート分析で未来は予想できない
株式投資をはじめるとチャート分析をして短期や中期でトレードする投機という方法をやってしまうことになりかねません。
チャートはあくまで過去の結果を表しているに過ぎないので、たとえ経験豊富な投資家やトレーダーでも未来の値動きまでは予測が不可能。その証拠にリーマンショックのような大幅な株価の下落は誰も予測していませんでした。
プロの投資家は市場の情勢が変化しそうな時に売買をすることはあっても、少なくともチャートの値動きだけでデイトレやスイングトレードのようなことはしていないでしょう。
チャートについて解説できるのは、過去のチャートだから「この時はああだったこうだった」と言えるだけであって、未来を予測しや解説をすることはできません。
個人トレーダーで「たった1日で10万円や100万円になった」なんていう話を耳にすることもあると思いますが、たまたま株価が上がっただけで、短期トレードで5年、10年とずっと勝ち続けているかどうかなんて怪しいものです。
儲かった話は大げさに言って、損した話は黙ってるんじゃないかと思っています(笑)
株価の値動きが不安で長期投資できない
株式投資は銘柄選びだけでなく、チャートの動きなどを見て売買のタイミングも全て自分で判断しなければなりません。
まして投資の初心者がたった一人で銘柄選びから売買のタイミングまで全て判断するわけですから難しいのは当然です。
しかも株の取引は平日の日中にずっと行われているので、本業の仕事中にも株価が気になってしまって仕事どころではなくなってしまいます。
日中はずっと不安になってしまって平常心を保つことができず、精神的にもよくありません。
長期投資で大きなリターンを得たくても、これでは長期的な投資ができなくなってしまい、ついロスカットしてリターンが得られなくなります。
株価が上がる企業が分からない
株価は発行する会社の企業価値のようなものですが、その会社の業績だけでなく、これからどれくらい業績を上げることができるか、その会社が関係する市場の規模、その分野の将来性などなど・・・様々な要因で株価が決まってきます。
更には、そこに投資家の期待感や、短期で売買を繰り返すトレーダーの心理もなども株価に影響を与えます。
金利が上がれば投資家のお金が債券に流れやすくなるというのもあるので、様々な因果関係で株は値動きを繰り返すため、結局のところ株価の行方は素人では分かりません。
日本の株は不安でいっぱい
私達は日本人なので、どうしても日本の商品やサービス、日本の企業の情報が入ってきます。世界の市場がどうなっているか把握しているという人は少ないんじゃないかと。
最近では日本の株価が上昇しているという話題があがるようになりましたが、日経平均の歴史を見てみると、バブルの絶頂期以降はずっと日本の株価は下がり続け、最近になってやっと最高高値の半値くらいになってきたところです。
さて、この先は日本の株価は高値更新を続けるかどうか・・・このまま右肩上がりに日本の株価は上昇すると思いますか?
自身はこの先の日経平均の行方は予測はできませんが、少子高齢化でGDPの成長もあまり期待できない中、不安材料があまりにも多いので日本経済は微妙だなという感じとらえています。
そんな日本市場の中から、唯一成長する株を見つけるのは難しいかと。どうせなら右肩に上がり続ける米国市場に投資した方が無難な選択だと考えます。
過去も今も成長を続けるアメリカ株については『アメリカの株価は上がるしかない!米国経済が強い理由とは?』で詳しく解説しています。
おわりに
以上の理由から投資の初心者は株式投資はあまりおすすめしません。「少なくとも日本株の個別銘柄に直接投資するのはやめとけ」というのが自身の見解です。
短期でトレードすると損しやすいというのもありますが、長期投資したとしても日本の株式に10年、20年と長期で投資しても「う〜ん、どうかな・・・?」といった感じですね。
日経平均が上がったとしてもバブルの時のようにはなりそうもないし、結局同じくらいの株価だったとしても10年、20年の時間を無駄にしていまいます。当然株価が下がったら目も当てられません。
そんな意味でも現時点では日本の株式に長期投資するくらいなら貯金する方が安心じゃないかと。
年々衰退する雰囲気しかない日本経済ですが、世界で見れば経済市場は活気にあふれています。これから投資をするならもっと世界に目を向けるべきかと思います。
投資するならアメリカのような経済が上昇傾向の市場で資産運用するのが得策ですね。
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