車中泊では、夜寝ている間は無防備になってしまいます。管理されているキャンプ場などでは安心して眠れますが、場所によっては危険な場所があるのも事実。
せっかくの楽しい旅行が嫌な思い出にならないようにしたいですね。
事前に危険な場所を知っておくことで、犯罪やいたずらなどのトラブルを回避することができます。
今回は私のソロキャンプの経験から、ここは避けておいた方がいいという場所をピックアップしてみました。
これから車中泊やソロキャンプを考えている方は、是非参考にしてみてくださいね。
Contents
事前に知っておきたい車中泊で危険な場所
大勢で車中泊する場合はあまり心配しなくても大丈夫ですが、一人で旅行する場合や、夫婦2人だけ、女性だけといった場合は、危険な場所は避けておいた方がいいでしょう。
「どんな場所にどんな危険があるのか」を知ることで、危険を回避することができます。
防犯対策も必要ですが、まずは危険な場所を避けて車中泊するようにしましょう。
車中泊では以下のような場所が危険だと考えられます。
- 公園
- 道の駅・SA・PA
- 海沿い川沿い
- 虫の多い場所
- 獣の多い場所
公園
公園は気軽に車を停めてしまいがちですが、車中泊となると話は別です。
昼間は大丈夫ですが、夜になると人が少なくなります。夜の公園は犯罪が起こりやすいだけでなく、地元の若者が集まってくることもあるので避けておく方がいいでしょう。
道の駅・SA・PA
道の駅で車中泊する人は多いと思いますが、田舎の小さな道の駅は、夜になると人気がなくなり、回りに誰もいなくなってしまいます。
道の駅はできるだけ人気の多い場所を選ぶようにしましょう。
ただし、道の駅はそもそも車中泊が禁止されている場所が多いので、事前に確認しておきましょう。パーキングエリア、サービスエリアも同様です。
海沿い川沿いの幹線道路付近
海沿いや川沿いの幹線道路付近の駐車場や公園は危険と思っておいた方がいいでしょう。
地元の若者や暴走族が集まる場所が多いので、何らかのトラブルに巻き込まれたり、騒音に悩まされるこ可能性が高いです。
虫の多い場所
山奥に行くと、虫が多く発生する場所があります。ハエや蚊も嫌なものですが、スズメバチが車内に入ってきたらかなり危険 。
いかにも虫がいそうな草木が生い茂った場所は避けるようにしましょう。
山では少し開けた場所であれば虫の危険はある程度回避できます。
獣の多い場所
虫と同様、山奥に入ると野生の動物に遭遇することがありますが、夜中に行動する動物もいるので非常に危険です。
国内ではイノシシ、シカ、クマ、野犬などが出没することが予測されますが、シカとイノシシは出没率が高いので、遭遇したときの対処法も知っておいた方がいいでしょう。
開けた場所は動物にとっては危険なので警戒してあまり近寄りません。少し開けた場所の方が危険度は低いと言えます。
ホテルや旅館と併設されたRVパークがおすすめ
車中泊旅行は、手軽に車内で泊まることができるので、つい適当な場所を見つけて車中泊してしまう人もいるかと思いますが、管理されたホテルやキャンプ場とは違って、何かあったときには助けてくれる人がいません。
最近広がりつつあるRVパークは、ホテルや旅館と併設されている場所もあるので、少ない人数で車中泊するときは、ホテルや旅館といった人が常駐している施設に併設されたRVパークを利用するといいでしょう。
やはり何かあったときに助けを呼べる場所で車中泊するのが一番安心です。
防犯対策はしておこう
危険な場所は避けると同時に、何があっても大丈夫なように備えておくと安心です。以下のような防犯対策もしておきましょう。
- 窓を閉める
- ドアを施錠する
- カーテンなどで目隠しをする
- 護身用グッズを持っておく
窓を閉める
窓を閉めておけば、人の侵入だけでなく虫の侵入も防ぐことができます。防犯だけでなく防虫の意味でも、窓は全て閉めておきたいですね。
さすがに夏は締切りはキツイので、網戸を取り付けて腕が入らない程度だけ窓を開けるといった工夫も必要ですね。
ポップアップテントがあると、窓は全閉にしててもテントは風通しがあるので防犯対策としても便利です。
ドアを施錠する
いろんな防犯対策をしていても、鍵をかけていなければもともこもありません。ドアも忘れずロックしておきましょう。
カーテンなどで目隠しをする
カーテンなどでしっかり目隠ししておけば車内を覗かれる心配がありません。
ただし、車内を目隠しするという事は、中からも外が見えないので、どちらがいいかは判断が難しいところですが、状況に合わせて使いわ分けるのもいいかと。
護身用グッズを持っておく
護身用グッズがあると心強いですね。
ただし、正当防衛とはいえ相手を怪我をさせてしまうと後々ややこしい事になりそうですし、護身用グッズは正当な理由がある場合のみ所持が認められています。
護身用グッズは法的に難しい部分があるので、分からないことは護身グッズ専門店などで、アドバイスをもらって購入するといいでしょう。
女性は要注意!
日本は治安がいいとはいえ、やはり女性だけの車中泊は要注意です。
女性の場合は女性ならではの工夫も必要かと思われます。
女性の場合は男っぽい服装にするのもいいですし、一人の場合は一人であることを悟られないよう、助手席から車に乗り降りするという工夫もいいかも知れません。
事前に男性の声を録音しておいて、車内で音声を流すというのもいいかも知れません。
とにかく、「一人だけではない、女性だけではない」と思わせる工夫をしておいた方がいいでしょう。
まとめ
こうして考えると、車中泊って意外と危険がいっぱいですね。
具体的に危険な場所を紹介しましたが、基本的には夜中でも人がいる場所を選ぶようにすればいいと思います。
私もソロキャンプで本当に危険な場面には出くわさなかったのですが、平日の誰もいないキャンプ場も結構怖かったです。
だだっ広いキャンプ場で一人だけだったので、「何かあったらどうしよう」なんて思いながら一夜を過ごしたこともありますし、テントの周りの物音で目を覚ましたこともあります。
夜中は人も獣も怖いので、何もなかったとしても精神的によくありません。
車中泊はできるだけ夜中でも人の多い場所を選ぶようにしてくださいね。
楽しい車中泊旅行ができますように。