空手の撮影に挑戦!室内スポーツは明るい望遠レンズが必要!

プロモーション この記事には広告が含まれています。

次男が空手の試合だったので、空手の撮影にチャレンジしてみました。

これまで長男のサッカー写真はたくさん撮ってきましたが、室内スポーツである空手の撮影は初めて。

今回は室内での撮影ということもあって、あまり納得できる写真は撮れませんでしたが、いろいろ分かったこともあるので、「我が子が空手で活躍する姿を撮影をしたい!」という方の参考になってくれれば嬉しいです。

空手の撮影で使ったカメラ機材は?

スポーツ撮影は、できるだけシャッタースピードを上げていきたいところですが、空手は室内でのスポーツなので、あまりシャッタースピードを上げすぎると明るさが犠牲になってしまいます。

しかも難しいのは、空手の大会は観客席から選手までの距離が遠いという条件付き。

長男のサッカーの試合は屋外なので、今まで使用してきたレンズの最大望遠時の400mm F値5.6でも問題なかったのですが、室内スポーツとなると、このレンズでどこまで対応できるのか不安もありました。

しかし、新しいレンズ買うお金もないので、現状の機材でとりあえず空手撮影にチャレンジしてみました。

自身が使ったカメラ機材は以下の通りです。

空手の撮影に使ったカメラ機材
    • 一眼レフカメラ
    • 望遠レンズ【120mm-400mm(F4.5-F5.6】
    • 一脚

 

空手の撮影に使ったカメラ機材

スポーツを撮影するには一眼レフと望遠レンズ、一脚は三種の神器と言ってもいいと思います。

これらの機材でサッカー撮影をこなしてきましたが、今回の空手撮影もこれでチャレンジ。

 

カメラは肩からストラップで引っ掛けて、一脚を手に持って会場をウロウロします。

 

一眼レフカメラ

スマホでコンデジでは選手を大きく綺麗に撮影することは不可能なので、スポーツの撮影には一眼レフカメラは必須。一眼レフカメラなら連写もできるし好みの望遠レンズを取り付けることもできます。

自身が使用しているPENTAX K-70はフルサイズではありませんが、サッカーで使用して気に入っていたK-30の後継機をとなるカメラです。

望遠レンズ【120mm-400mm(F4.5-F5.6)】

長男のサッカー撮影のために購入した望遠レンズを再利用。

120-400mmの望遠でF値は4.5-5.6。室内撮影ではちょっと厳しい明るさのレンズですが、空手撮影でもどれだけ使えるか試してみようと思いました。

空手の大会は市立や県立の体育館が試合会場になることが多いようなので、400mmの望遠レンズの出番もあるかと。

学校の体育館くらいの広さなら200mmの望遠レンズでも十分かも知れません。

※一応自身が使用しているレンズを下記にリンクを貼っておきますが、すでに中古品しかありません。また、各メーカーに適合したレンズを選んでくださいね。

新しいレンズで探す場合は、このレンズよりF値の低い明るいレンズを探した方がよいかと思います。

 

一脚

スポーツ撮影ではマストアイテムと言ってもいいのが一脚。スポーツで決定的一瞬を撮影するためには、常にカメラで被写体を追いかけることになります。

巨大な望遠レンズが付いたカメラを持ち続けるより、一脚を使った方が決定的瞬間を撮影できる成功率がグッと上がります。

3脚より機動性がいいので、撮影場所をあちこち移動して回るのも楽々です。

撮影する場所は?

試合会場の写真はiPhoneで拡大せずに撮影しています。ほぼ見た目に近いかと思いますが、上の観客席からしか撮影できない状況。

我が子がどのコートで試合するのかを把握して、最短距離になる位置に陣取りました。

スポーツを撮影するには、狙うショットを想定して我が子がどっちに顔を向けることが多いのかも考えて陣を構えるのがよいかと思います。

カメラの設定は?

今回は初めての空手の撮影だったので、とにかく手探りでシャッタースピードと、明るさのバランスを調整しながらの撮影となりました。

一旦、通常のスポーツモードで撮影したものの、シャッタースピードが遅すぎてブレブレの写真に。

「シャッタースピード優先モード」に切り替えて、調整していきます。

また、半押ししてピントを合わせる「半押しフォーカス」は、ピンぼけ写真を大量に撮ってしまうことになるので、スポーツ撮影では「親指フォーカス」で撮影するのがおすすめ。

「親指フォーカスって何?」っていう方は『スポーツ撮影では絶対やっておきたい!親指フォーカスの設定』をご覧ください。

 

とりあえずテスト撮影

シャッタースピード1/400秒
F値5.0
ISO6400
焦点距離148mm

 

とりあえず400分の1秒のシャッタースピードで試し撮りしてみると、右側の選手の蹴り足がブレた状態に。やはり400分の1秒でも少しシャッタースピードが足りないか・・・。

撮影場所が選手と近い位置だったので焦点距離も148mmでF値は少し明るめに撮れた方ではあると思います。

 

ISOを下げてみたら暗すぎた

シャッタースピード1/400秒
F値5.0
ISO3200
焦点距離148mm

 

ISOを上げすぎると写真のノイズが気になるので、ここで一旦ISOを3200に下げて撮影してみましたが、これはさすがに暗すぎる印象。後でレタッチソフトで明るさを調整するにしてもちょっと厳しい暗さです。

 

ISO6400でシャッタースピードを上げてみた

シャッタースピード1/500秒
F値5.6
ISO6400
焦点距離400mm

 

ISO感度は3200では暗かったので、6400まで上げることに。

もう一段ISOを上にあげると12800になってしまうので、さすがに上げすぎと判断してISOは6400に決定。

最初のカットでシャッタースピードが足りない感じがしたので、500分の1秒までスピードアップでしてみたものの、選手との距離が遠かったの最大望遠域になってしまい、F値は5.6になってまたまた暗い印象。

 

明るさを優先しシャッタースピードを下げてみた

シャッタースピード1/250秒
F値5.6
ISO6400
焦点距離270mm

 

ISO6400固定で、どこまで明るさを確保するか試してみたかったので、シャッタースピードを思い切って250分の1秒まで下げてみると、明るさもがいい感じになってきました。

しかし、技が出る瞬間のブレ(左の選手の蹴り足の先)の発生が少し気になります。

 

シャッタースピードとISOを決定したら連写!

シャッタースピード1/320秒
F値5.6
ISO6400
焦点距離300mm

 

多少シャッタースピードは頼りないものの、シャッタースピード320分の1秒、ISO感度6400に決定することにしました。

技を繰り出す瞬間のブレは多少発生しますが、フェイントや小競り合い、蹴りやパンチで足や腕が伸び切った一瞬だけなら、そこそこいい感じで撮れることが分かってきました。

まだ少し暗い印象はありますが、PCに取り込んでレタッチソフトで明るさを調整して対応することにしました。

 

シャッタースピード1/320秒
F値5.6
ISO6400
焦点距離300mm

 

焦点距離は300mm程度ですが、最大望遠域の400mmにしてもF値は5.6なので、後は気にせずにパシパシ連写していきます。

レタッチソフトで明るさとトリミングを調整

最後の写真をレタッチソフトで明るくしてトリミングした写真です。ややピントが甘い気もしますが、だいぶ見れるようにはなったかと思います。

反省点

意図しない箇所にピントが合ってしまった!

背景いろんなものがあると、意図しない箇所にピントが合ってしまうことがちょこちょこあったので、こまめなピントチェックは忘れずに。(ここはサッカーとは違うところかな。)

今回はオートフォーカスで自動追従する設定にしていましたが、時々思ったようにフォーカスしてくれませんでした。

次回は自動追従は解除して撮影してみたいと思います。

室内スポーツの撮影は明るい望遠レンズが必要!

お金に糸目を付けないのであれば、300mmあたりの望遠レンズでF2.8くらいあるレンズを使えば、いい写真が撮りやすくなるかと。

でもF値の低いレンズはかなり高額な買い物になるので、現実的には難しいですね・・・。

今回の撮影では、400mmまでの望遠はそれほど必要ないなと感じたので、300mmあたりで明るい望遠レンズが空手の撮影には最適なレンズではないかと思いました。

400mmの望遠レンズでF2.8の明るいレンズって、値段も大きさもメガトン級なので現実的ではありません。

プロでなければ必要のないレンズなので、これからレンズを購入する方は、300mm〜200mmでF値の低いレンズがいいかも知れませんね。

今回の空手の撮影のことだけではありませんが、結局のところ「できるだけ明るく撮影できる望遠レンズが必要」っていうことが改めて分かりました。

まとめ

サッカーを撮影するのは、現場でのカメラワークが難しいですが、空手の場合は選手はそれほど移動しないので、そういった意味では難しくないと感じました。

問題なのは選手との距離が遠いことと、明るさの問題をどう解決するかといったところかと・・・。

撮影現場でできることには限界を感じたので、「レタッチソフトも駆使しながら納得いく写真を残していくしかないかなぁ」なんて思いました。

これである程度のカメラ設定が分かってきたので、またいろいろ試しながら次回撮影に挑んでみたいと思います。

スポンサーリンク

この記事が気に入ったら
フォローしよう

最新情報をお届けします

Twitterでフォローしよう