「海水魚を飼育してみたい!でも難しそう・・・。」って思ってしまいますが、実は海水魚の飼育はそれほど難しいものではありません。
ただし、最初にどんな水槽で、どんなろ過装置を準備するかで、海水魚飼育の難易度は全く違ってきます。
今回は、自身のこれまでの失敗例をもとに、海水魚の飼育を難しくしてしまう原因と、飼育を簡単にするコツをお伝えしたいと思います。
「これから海水魚の飼育を初めてみたい!」っていう方は、是非参考にしてみてくださいね。
海水魚の飼育で必要な器具や用品を知りたい方は『【海水魚の飼育に必要なもの】器具から用品までズラッと紹介』をご覧ください。
Contents
海水魚の飼育は難しい?
海水魚の飼育は難しいと思い込んでいたり、飼育してみたいけど難しそうで敬遠してしまうこともあると思いますが、飼育方法によってはそれほど難しくありません。
「飼育方法によっては・・・」というのは、「簡単にしようと思えば簡単になりますし、難しくしようとすれば難しくなる」と思ってもらうとよいかと思います。
初めての飼育で失敗したこと
自身は初めて海水魚を飼育した頃に失敗したことは主に以下のような内容です。
この間違いを先に知っておけば、最初から簡単に海水魚飼育はできてたんじゃないかと思います。
- 小さい水槽から初めてしまった
- 飼育システムをケチってしまった
- 魚を入れる順番を間違った
小さい水槽から初めてしまった
最初は「手始めに」というつもりで、30cmの小さい水槽から始めたのですが、これが大失敗!
小さい水槽は、ちょっと魚を増やしてしまっただけでケンカになってしまったり、飛び出し事故も頻発。
また、夏場はスグに水が蒸発するので、塩分濃度がスグに変化しますし、ちょっと餌をあげすぎただけで水質はスグに悪化。
水槽が小さいと、水量が少ない分だけ水質が変化しやすいので、こまめな水換えが必要になるので返って飼育が難しくなります。
飼育システムをケチってしまった
良い水質を保つためには、一定ランクのろ過装置が必要ですが、「まだ初めてだし安価なものからスタートしよう」と思ったのも大きな失敗でした。
最初は外掛けフィルターに、ろ材を入れただけの水槽システムだったのと、殺菌灯も使用していませんでした。
当然ですが、水質の変化によって簡単に魚が病気になってしまいました。
魚を入れる順番を間違った
小さい魚や気の弱い魚を先に入れてやるべきでしたが、「自分が飼いたい魚」の順番で入れてしまったので、後から入れた魚はいじめられて水槽に馴染めなくなっていました。
混泳する場合は、「どの魚をどんな順番で水槽に入れていくか」はよく考えて魚を追加するようにしましょう。
海水魚の飼育で失敗しないコツ
以上のような失敗をしないためにも、以下のような点に注意して海水魚を飼育してみてください。比較的簡単に飼育できるはずです。
- 水槽は60cm水槽以上のサイズから始める
- 余裕のあるろ過装置と殺菌灯は必ず導入する
- 魚の習性を知る
- 小さい魚から順番に入れる
水槽は60cm水槽以上のサイズから始める
「小さい水槽から始めてよう」とか「必要になったら装備を揃えていこう」と考えて海水魚を飼育すると失敗しやすいので気を付けましょう。
大きい水槽といっても、さすがに120cm水槽ともなると水換えも大変なので、おすすめは60cm水槽〜90cm水槽あたりがよいかと思います。
余裕のあるろ過装置と殺菌灯は必ず導入する
大きめの水槽を選んだら、水槽サイズに合ったろ過装置とクーラー、殺菌灯などがあれば、良い水質を維持しやすくなります。
最初はお金のかかる部分で躊躇(ちゅうちょ)しますが、ココでケチると後が大変なので、余裕のあるろ過装置と殺菌灯は必ず準備しておきましょう。
小さい魚から順番に入れる
小さい魚や気の弱い魚は、先に水槽に投入して安定するまで飼育し、水槽に住み慣れた頃に、大きめの魚を投入すれば、後から水槽に入った大きい魚が小さい魚をイジメる確率は低くなります。
- 小さい魚は数を多めにして先に水槽に住まわせる。
- 大きい魚は数を少なくして後から水槽に住まわせる。
という手順で魚の数を増やしていくと混泳の成功率が上がります。
しっかりした水槽システムなら飼育は簡単!
自身の場合、最初は45cm水槽から海水魚を飼育を始めましたが、魚のケンカや水質の維持が大変だったので、水槽もろ過装置も全て買い換えることになりました。
結局、60cmのオーバーフロー水槽に、プロテインスキマーや殺菌灯も装備して、新規でベルリンシステムの水槽を立ち上げることになったので、「最初からちゃんとお金をかけておけばよかった」というのが正直なところ。
大きい水槽にしたことで、水質が急変することがなくなったので、水質管理もそれほど神経質にならなくてもよくなりましたし、魚同士の小競り合いも少なくなりました。
また、殺菌灯を装備してからは、魚が病気にかかることがなくなったので、海水魚の飼育が簡単に思えるようになりました。
今のところ、新たな魚を投入するときに、他の魚との相性の問題を気にするくらいで、一定の水換えだけすれば、水質や病気に関しては全く問題はありません。
最初はお金がかかりますが、維持費はエサ代と塩や水道代、電気代くらいなので、犬猫を飼うよりは安上がりなのかも知れませんね。
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