デジタルイラストをはじめてみたいけど、デジタル機器やイラスト作成ソフトを使いこなせるのか不安だったり、アナログとは違ったデジタルならではのイラスト練習方法も気になるところではないかと思います。
今回は、自身がデジタルでイラストを描けるようになるまでに実践した練習方法を紹介したいと思います。
40過ぎのオッサンでも、ある程度デジ絵を描けるようになったので、きっと誰でもデジタルでイラストを描けるようになると思いますよ。
よかったら参考にしてみてくださいね。
Contents
デジタルイラストの練習方法
デジタルでイラストを描く際の練習方法といっても、実はそんなに特別な練習というのはほとんどなく、アナログで描くのとはそれほどやることは変わりません。
紙とペンという道具が、ペンタブレットとスタイラスペンというデジタル機器に変わっただけで、ズバリ言ってしまうと、新しい道具に慣れることだけ。
しかも、ペンタブレットやスタイラスペンは、何度か使ってるうちに筆圧や傾きの加減も勝手に身体が覚えてくれるのでそれほど心配はいりません。
アナログでプロ級の人で筆の質感などにもこだわるような人なら、使いにくさを感じるかも知れませんが、イラストそのものが初心者やアマチュアなら道具がデジタルになったところでそれほど気にはならないかと。
アナログからデジタルに変わったときの、一番のつまづきポイントはイラスト作成ソフトの使い方になるかと思いますが、イラスト作成ソフトの使い方さえ分かれば、あとはひたすらイラストを描いていくだけです。
イラスト作成ソフトに慣れることと、ペンタブに慣れることを意識しながら、以下のような方法でデジタルイラストを練習しました。
イラスト作成ソフトに慣れる
デジタルイラストで、まず覚えておきたいのがイラスト作成ソフトの使い方。
デジタルイラスト作成ソフトは、水彩画で言うパレットのようなもの。つまりこれをマスターしないと先に進めません。ちょっと面倒ですがイラスト作成ソフトにはしっかり慣れるようにしましょう!
イラスト作成ソフトは気に入ったものであれば何でもOK。自身は「CLIP STUDIO PAINT PRO」を推奨していますが、その理由としては、値段が安いことと利用者が多いということ。
CLIP STUDIO PAINTの使い方を説明した関連書籍やYou Tube動画もたくさんあるので、分からないことがあれば情報を得やすいのでおすすめです。
CLIP STUDIO PAINTについては『PCで絵を描くならCLIP STUDIO PAINT PRO!おすすめする7つの理由』で詳しく解説しています。
テキストを見てスグに実践
使用するイラスト作成ソフトに合わせて、テキストとなる関連書籍を一冊持っていると何かと安心です。
テキストを一通り読んでみて、ある程度ソフトの基本的な仕組みを理解したら、次は本を読みながら実践していきます。ここで重要なのは、テキストで読んだ内容を明日やってみようというのではなく、読んで理解した内容をスグに実践すること。
テキストに書いてあることをスグ実践すれば、読んだ内容を身体で覚えることができるので習得する効率がグッとよくなります。
頭で理解するのではなく、身体に染み込ませるようなイメージです。
使用ソフトがCLIP STUDIO PAINT PROなら「CLIP STUDIO PAINT PRO 公式リファレンスブック」がおすすめです。
CLIP STUDIO PAINT 公式リファレンスブックについては『初心者はこの一冊から!CLIP STUDIO PAINTの使い方が分かる本!』をご覧ください。
動画を見てスグに実践
テキストを読んでも、いまいち理解できない場合があります。そんなときは参考になる動画を探してみましょう。
文章では理解に苦しむ内容が、動画になっているだけでスムーズに理解できるようになったりします。
デジタルイラストの先駆者の動画を見ることで、デジ絵のちょっとしたコツなんかも知ることができたりするのでおすすめです。
CLIP STUDIO PAINTなら詳しく丁寧に解説されているYou Tube動画がたくさんアップされているので、好みの動画を参考にするとよいかと思います。
CLIP STUDIO PAINTで参考になる動画をいくつか紹介しておきます。
およよさんの動画は超初心者向けにゆっくりと丁寧に解説されている動画なので、安心して一緒に進めることができる動画です。
ラズメさんの動画はテンポよく解説されているので、「サクサクッと教えて欲しい!」という方にはおすすめです。
ディープブリザードさんの動画は個人的に好きなのもありますが、「これ知っててよかった!」と思うような内容が多く含まれているので、すごく参考になります。
ペンタブの使い方は実践で慣れる
ペンタブレットやスタイラスペンといったデジタル機器は、ただひたすら慣れるしかありません。基本的にはこれらのデジタル機器を使ってたくさんイラスト描いていけばオッケー。
ちなみに自身の場合、輪郭を図形としてとらえること。ペン入れの際の線の入りと抜き、着色の際の光と影を意識するくらいで、コレといった練習はあまりしていません(笑) ほぼ実践です。
いくつか作品を描けば、ペンタブやスタイラスペンにはスグに慣れるのであまり深く考える必要なないかと。ただし、板タブレットは慣れるまで時間がかかるので、どちらかというと液晶ペンタブレットがおすすめ。
液晶ペンタブレットは値段が高いので、比較的購入しやすい液晶ペンタブレットを『10万円以下で買える!価格が安い液晶ペンタブレットまとめ』に掲載しておきました。参考にしてみてください。
板タブレットと液晶ペンタブレットの違いは『【初めてのデジ絵】パソコンでイラストを描くために必要なもの』で詳しく解説しています。
とにかく完成させよう!
デジタルイラストに限ったことではありませんが、イラストはとにかく完成させることが上達の早道ではないかと思います。
練習、練習というのも悪くはありませんが、練習だからと思ってテキトーに練習を終わらせてしまったりします。「練習だからこれでいいや」といった甘えみたいなものでしょうか。
「最高の作品を完成させるんだ!」という気持ちで最後まで試行錯誤しながら描いていくことで、イラストは上達していくように思います。
幸いデジタルイラストはやり直しができるので、描きそこねた1本の線ですら何度もくり返し修正することができます。
デジタルイラストなら、納得のいく線が描けるまで何度もやり直すことで、自然とたくさん練習できるというわけです。つまり、そういう意味ではアナログよりもデジタルの方がイラスト自体の上達も早いのかも知れませんね。
納得のいくイラストが出来上がるまで、くり返しやり直してしっかりと作品を完成までもっていきましょう!
描いたイラストは保管しておこう!
完成したイラストの中には目も当てられないようなブサイクな作品もたくさん出来上がるかと思います。
ブサイクな作品だからといって捨ててしまいたくなりますが、残念だった作品にはイラストを上達させるヒントがたくさん隠れているので捨てずにちゃんと取っておきましょう!
どこがダメだったのか、ダメだった原因は何なのか・・・など、自分の作品をよく観察して悪かったところは改善します。
イラストはトライアンドエラーをくり返して上達するので、過去の作品はしっかり保管しておくのがおすすめです、
おわりに
デジタルイラストの練習方法について説明しましたが、基本はアナログのイラストと同じ。違うのはイラストを作成するためのソフトや、デジタル機器などの道具の使い方だけだということ。
また、デジタルイラストは納得いくまで何度もやり直しするので自然と練習になっているということも分かってもらえたかと思います。
最初は多少パソコンの知識も必要だったりしますが、やってみればスグに慣れることばかりなので、難しく考えずにどんどんデジタルイラストにトライしてみてくださいね!
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